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法廷に出たヘンリー王子、「母ダイアナ妃の場合と同様のハッキング被害」

法廷に出たヘンリー王子、「母ダイアナ妃の場合と同様のハッキング被害」

Posted June. 08, 2023 08:57,   

Updated June. 08, 2023 08:57

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英国のチャールズ国王の次男ヘンリー王子(38・写真)が、「タブロイドメディアの携帯電話違法情報収集」裁判に証人として出廷したと、英紙ガーディアンなどが6日(現地時間)報じた。英国王室高官の法廷証言は、エドワード7世(1841~1910)が皇太子時代の1890年にカードゲーム関連裁判に証人として出て以来、133年ぶり。

これに先立ち、ヘンリー王子は2019年、デイリーミラーをはじめとするタブロイド紙を複数所有する英メディア企業ミラーグループ(MGN)が1991~2011年に自身などの携帯電話をハッキングしたり盗聴したりして得た情報で記事数百件を掲載したとし、違法情報収集の疑いで訴訟を起こした。

ヘンリー王子は6日、ロンドン高等裁判所で開かれた裁判で、「14歳だった1998年からMGNが、私が家族や友人と交わした携帯電話の音声メッセージをハッキングしたと思う」と証言した。ヘンリー王子は97年に母親のダイアナ妃が交通事故で死亡し、98年に名門私立イートンカレッジに通うようになってから携帯電話を使用したと明らかにした。

ヘンリー王子は、ウィリアム皇太子にダイアナ妃の執事だったポール・バレル氏を「偽善的なゴミ」と言ったという2003年のデイリーミラーの報道も、ハッキングした音声メッセージをそのまま書き写したものだと主張した。バレル氏は、ダイアナ妃の遺品を盗んで売り、ヘンリー王子に対する陰謀論を広めたとされる。


イ・ジユン記者 asap@donga.com