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尹大統領、「民主労総に原則を持って対応したなら政治ストはなかったはず」

尹大統領、「民主労総に原則を持って対応したなら政治ストはなかったはず」

Posted December. 06, 2022 08:42,   

Updated December. 06, 2022 08:42

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尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が、全国民主労働組合総連盟(民主労総)公共運輸労組貨物連帯本部(貨物連帯)のストに対する厳正対応を指示し、北朝鮮の高度化した核の脅威を例に挙げたという。「原則なく違法行為と暴力に屈すれば、悪循環が繰り返される」とも述べた。

5日、大統領室によると、尹大統領は最近、非公開会議で参謀たちに、「政権が変わるたびに北朝鮮の核問題への対応が変わるが、すべての政府が原則を持って対応したなら、北朝鮮核問題がこのような状況にまでならなかった」とし、「民主労総も左右を離れ、すべての政権が同じ原則を持って対応したなら、今のように政治ストに明け暮れることはなかっただろう」という趣旨の発言をしたという。

これまで政府が北朝鮮核問題や民主労総のストに対して原則なく対応してきたことで状況を悪化させたと考え、法と原則による一貫した対応を強調したものとみられる。

尹大統領は同日、国家朝餐祈祷会でも、「法と原則に基づく国を作ることに最善を尽くす」とし、「それが韓国社会の真の弱者を包摂する道であり、複合危機を克服していく道」と話した。また、「国民と国家のための道なら、いかなる困難な道もひるまず歩いていく」と付け加えた。

最大野党「共に民主党」は、尹大統領が北朝鮮の核の脅威を例に挙げたことを非難した。鄭清来(チョン・チョンレ)最高委員は同日、党最高委員会議で、「国民を核爆弾に例える反国民的妄言」と非難した。呉永煥(オ・ヨンファン)院内報道担当も記者会見で、「尹大統領は敵対的労働観に基づく公安統治を強力なリーダーシップと勘違いしているのか」とし、「安全な貨物輸送環境を望む人々の絶叫を大統領が核の脅威に感じたのなら惨憺たる思いだ」と述べた。


洪壽英 gaea@donga.com · 朴訓祥 tigermask@donga.com