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ユーチューブやインスタ依存巡り初の陪審団評決、巨大IT企業に賠償責任

ユーチューブやインスタ依存巡り初の陪審団評決、巨大IT企業に賠償責任

Posted March. 27, 2026 09:12,   

Updated March. 27, 2026 09:12


ユーチューブやインスタグラムなどのSNSが青少年に依存など精神健康上の被害を与えたとの主張を巡り、米国の巨大IT企業の責任を認める米陪審団の評決が初めて下された。関連訴訟が米国内だけで数千件に上る中、SNSを運営する企業の責任追及に道を開く「先導裁判(ベルウェザー裁判)」と評価されている。

25日(現地時間)、AP通信などによると、米カリフォルニア州ロサンゼルスの州裁判所の陪審団は、インスタグラム運営会社メタとユーチューブ運営会社グーグルに対し、原告に計600万ドル(約90億ウォン、メタ420万ドル、グーグル180万ドル)を賠償するよう評決した。原告の20歳の女性、ケイリーG・Mさん(仮名)は、インスタグラムとユーチューブのアルゴリズムが青少年の依存を誘発するよう設計されており、幼少期から不安やうつ症状などの被害を受けたとして提訴した。

これまで巨大IT企業は、1996年制定の通信品位法第230条(「プラットフォームは利用者が投稿したコンテンツについて責任を負わない」)により、事実上ほぼすべての法的責任を免れてきた。しかし今回の訴訟で陪審団は、9日間の評議の末、「問題はコンテンツ自体ではなく、プラットフォームを中毒性のあるものとして設計した企業にある」と判断した。さらに「これらのプラットフォームは子どもや青少年に有害であり、両社は利用者に危険性を警告しなかった」と指摘した。

米紙ワシントン・ポストは「今回の評決は、巨大IT企業に対する法的保護の枠組みが変化しつつあることを示す」とし、「裁判所がシリコンバレーの勢力図を変えるために動き出した信号だ」と分析した。米紙ニューヨーク・タイムズは「今回の訴訟は、90年代に大手たばこ会社を相手取って行われた訴訟に比肩される」とし、「当時、劣勢に立たされたたばこ会社は2千億ドル以上の和解金を支払い、未成年者向けマーケティングを中止し、その後厳格な規制により喫煙率が低下した」と伝えた。


林雨宣 imsun@donga.com