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「偉大なサッカー国の終わり」 ドイツが2大会連続のグループステージ敗退

「偉大なサッカー国の終わり」 ドイツが2大会連続のグループステージ敗退

Posted December. 03, 2022 08:55,   

Updated December. 03, 2022 08:55

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「偉大なサッカー国の終わり」(Das Ende einer groenen Fubball-Nation)

ドイツ代表がワールドカップ(W杯)カタール大会E組のグループステージで敗退したことを受け、ドイツ紙ビルトはインターネット版に、このような見出しで「W杯のグループリーグ敗退が大きな恥であるという事実を隠してはならない」と批判した。2018年ロシア大会の時、韓国に0-2で敗れ、グループステージで敗退した時、「言葉が出ない(OHne Worte!)」という見出しで1面を飾った時とは違う。もはや現実を直視する必要があるという指摘だ。

「戦車軍団」ドイツが「張子の虎」に転落した。W杯2大会連続のグループステージ敗退に、英BBCは「世界サッカーで墜落した巨人」と表現した。ロイター通信は、「2014年W杯優勝からわずか4年後、鎧が潰れた最初の兆候を見せた。昨年行われたユーロ2020の決勝トーナメント1回戦ではイングランドに敗れた。(ドイツの)『白いシャツ』への古い恐怖心がなくなったことを意味する」と報じた。

それほどドイツの墜落は衝撃的だ。ドイツは1954年スイス大会から2014年ブラジル大会まで16回開かれたW杯で優勝4回(1954年、1974年、1990年、2014年)、準優勝4回を記録し、ベスト4に5回入った。1990年イタリア大会当時、イングランドの伝説的なゴールゲッター、ゲーリー・リネカー(62)は準決勝で西ドイツ(現ドイツ)にPK戦の末敗れた後、「サッカーは簡単だ。22人が90分間必死でボールを追いかけては、いつもドイツが勝つゲーム」という言葉を残した。

ドイツ選手たちも同日、コスタリカを4-2で破ったものの、得失点差での敗退という話が伝わると、呆然とピッチに座り込んだ。ヨシュア・キミッヒ(27=バイエルン・ミュンヘン)は、「今日は自分の人生で最悪の日だった」とし、「僕らは4年前と昨年に続き、また失望的な結果を出した。代表チームが不振の泥沼に陥るのではないかと心配だ」と話した。2010年の南アフリカ大会でゴールデンブーツ(得点王)を受賞し、代表戦121試合で44ゴールを記録しているドイツのベテランFWトーマス・ミュラー(33)は引退をほのめかした。「錆びた」戦車軍団の未来が地球村ファンの関心事になった。


金培中 wanted@donga.com