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6度挑戦、6度届かず 涙で幕を閉じたロナルドのW杯

6度挑戦、6度届かず 涙で幕を閉じたロナルドのW杯

Posted July. 08, 2026 08:37,   

Updated July. 08, 2026 09:56


ポルトガル、スペインに終了間際の失点で敗退

41歳のクリスティアーノ・ロナルド(ポルトガル)の「ラストダンス」は、ついに悔し涙で幕を閉じた。世界最高のストライカーと称されたロナルドだが、ついにワールドカップ(W杯)優勝トロフィーを手にすることなく、W杯の舞台を去ることになった。

ポルトガルは7日、米テキサス州ダラスのスタジアムで行われた2026年北中米W杯決勝トーナメント2回戦でスペインに0-1で敗れた。ロナルドは後半アディショナルタイム終了間際に得たFKが最後まで同点ゴールにつながらないと、両手で頭を抱えた。試合終了のホイッスルが鳴ると、ぼう然とした表情でスタンドを見上げ、味方や相手選手とあいさつを交わしながら、しばらくピッチを離れなかった。

ロナルドは同日、フル出場したが、3本のシュートはいずれもゴールには結び付かなかった。ポルトガルは後半アディショナルタイムにミケル・メリーノ(30)に決勝点を許し、力尽きた。またしても優勝への夢を絶たれたロナルドは、目を赤くしながらロッカールームへ向かった。ロナルドは「当然のことだが、敗退すれば悲しい。私はすべてを注ぎ込み、全力を尽くした。これがサッカーであり、サッカー選手の人生だ。勝つこともあれば負けることもある」と語った。

W杯は、ロナルドが唯一頂点に立てなかった大会だ。ロナルドはこれまで、UEFAチャンピオンズリーグ優勝5回、FIFAクラブW杯優勝4回、プレミアリーグ優勝3回など、クラブで30を超えるタイトルを獲得した。ポルトガル代表でも、ユーロ―2016優勝、UEFAネーションズリーグ優勝2回(2018~19、2024~25)など、3度のタイトルを手にした。

しかし、W杯だけは縁がなかった。2006年、21歳で初出場したドイツ大会ではポルトガルを4位に導いたのが最高成績だった。2010年南アフリカ大会はベスト16、2014年ブラジル大会はグループリーグ敗退。2018年ロシア大会ではグループリーグ初戦のスペイン戦(3-3)でハットトリックを達成し、大会4得点を挙げたが、決勝トーナメント1回戦でウルグアイに1-2で敗れた。2022年カタール大会では準々決勝で難敵モロッコに0-1で敗れた。

ロナルドは今大会でも数々の記録を打ち立てた。W杯史上最年長先発出場記録を樹立し、ウズベキスタンとのグループリーグ第2戦では2得点を挙げ、史上初となる6大会連続得点を達成した。クロアチアとの決勝トーナメント1回戦ではPKを決め、自身初のW杯決勝トーナメントでの得点も記録した。

しかし、そのプレーには厳しい評価も相次いだ。BBCの解説者クリス・サットン氏はこの日、「ロナルドはまるで祖父のようによろよろとピッチを歩き回っていた」と批判した。ポルトガルのサッカー専門紙「ア・ボラ」は、「必要以上に長く続いたロナルドの時代は、もう終わらせるべきだ」と論評した。ロナルドがこの日までにW杯決勝トーナメントで決めたフィールドゴールは、わずか1得点しかない。

前日の記者会見で今大会が自身最後のW杯になると公言していたロナルドは、この日も「これが私にとって最後のW杯だ」と改めて強調した。一方で、代表引退については含みを持たせた。ロナルドは「家族と時間を過ごし、落ち着いて将来について考える必要がある。性急な決断はしない」とし、明言を避けた。そして果たせなかったW杯優勝の代わりに、代表で成し遂げた実績に意味を見いだした。ロナルドは「ポルトガル代表として三つのタイトルを獲得した。それまでのポルトガルは一度も国際大会で優勝したことがなかった。ユーロ-2016優勝はW杯優勝に匹敵する価値がある」と強調した。