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暗闇のキューバ 陽の差す日は来るか

Posted July. 08, 2026 08:37,   

Updated July. 08, 2026 08:37


西側諸国による長年の制裁で経済崩壊寸前に追い込まれているカリブ海の国キューバで6日、大規模停電が発生した。全国規模の停電は今年に入って3回目、昨年10月以降では8回目となる。

6日、キューバ電力公社は緊急声明を発表し、全国への電力供給が停止したと明らかにした。ロイターは同日午後の時点でも、当局は首都ハバナの電力需要の約1%しか復旧できていないと伝えた。

このため約1000万人の国民の大半が、体感温度40度近い猛暑と高湿度の中で過酷な状況に置かれた。ロイターは、送電網が崩壊する直前には、すでにキューバ領土の3分の2近くが停電状態だったと推定し、電力事情は以前から限界に達していたと伝えた。ハバナ市民の一人は「停電で暑く、仕事どころか眠ることさえ難しい。歯を食いしばって耐えている」と訴えた。

ハバナに次ぐキューバ第2の都市、サンティアゴ・デ・クーバでは、停電に加えてガス供給も止まり、住民が木炭や薪で調理をしていると、ニューヨーク・タイムズが伝えた。

1959年、フィデル・カストロが率いた共産革命で誕生したキューバ政権は、その後一貫して米国や西側主要国と対立し、さまざまな経済制裁を受けてきた。特にドナルド・トランプ米大統領は昨年1月の政権復帰後、公然と「キューバ共産政権の崩壊」に言及し、対キューバ圧力を強めてきた。

トランプ政権は今年1月、キューバの最大の友好国だったベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領も失脚させた。このため、世界最大の原油埋蔵量を持つベネズエラから供給されていた安価な原油も事実上途絶え、エネルギー危機が深刻化した。トランプ氏はこれにとどまらず、メキシコなどキューバに原油を供給する国々に対しても高関税を予告した。今後も原油調達は容易ではない状況だ。

AP通信は、エネルギー危機による病院の電力不足などを受け、これまでキューバ共産政権が主要な成果として誇ってきた「無償医療制度」も崩壊しつつあると指摘した。キューバ最高の医療機関の一つとされるハバナのエルマノス・アメイヘイラス病院でさえ、機器の故障などの影響で、患者に6カ月以上にわたりコンピューター断層撮影(CT)を提供できていないという。


キム・ボラ記者 purple@donga.com