
現代(ヒョンデ)自動車グループのロボット専門子会社、ボストン・ダイナミクスのヒューマノイドロボット「アトラス」が、サッカー・ワールドカップ(W杯)の舞台で試合球を届けるパフォーマンスを披露した。ロボットを活用したW杯のハーフタイム(前半終了から後半開始までの休憩時間)イベントは世界初となる。
現代自動車は6日(現地時間)、米ニュージャージー州のニューヨーク・ニュージャージー・スタジアムで行われたW杯北中米大会決勝トーナメント2回戦のブラジル対ノルウェー戦で、アトラスが主審に試合球を手渡すパフォーマンスを披露したと発表した。現代自動車は今大会の公式パートナーを務めている。
アトラスは同日、ハーフタイム終了直前に選手入場トンネルから姿を現した。登場すると、孫興慜(ソン・フンミン)をはじめ、ブラジルのマテウス・クーニャ、ノルウェーのアーリング・ハーランドら世界的なサッカー選手のゴールパフォーマンスを次々と再現した。その後、腰をかがめて片手で主審に試合球を手渡し、後半開始を告げた。
こうした動きは、全身の関節が一つのシステムのように連動するアトラス独自の全身制御技術によるものだ。ボストン・ダイナミクスでアトラスの行動ポリシーを担当するアルベルト・ロドリゲス氏は、「今回アトラスが披露したパフォーマンスは、実際の産業現場に適用される人工知能(AI)学習技術を基に実現したものだ」と説明した。
今回披露されたアトラスは、今年1月に世界最大の情報技術(IT)家電見本市「CES 2026」で展示された開発モデルだ。実際の観客の前で動作を披露したのは今回が初めてとなる。現代自動車ブランドマーケティング本部の池晟源(チ・ソンウォン)副社長は、「世界中のサッカーファンが見守るW杯の舞台で、未来は想像するものではなく、すでに始まっているものだと示すために今回のパフォーマンスを準備した」と話した。
チェ・ウォンヨン記者 o0@donga.com






