
「何度もメジャー大会優勝に挑戦してきたが、かなわなかった。今日ついにやり遂げた。夢を見ているようだ」
米女子ツアー(LPGA)デビュー4年目で「メジャー女王」となったユ・ヘランは、大きな優勝トロフィーを掲げた後、満面の笑みを見せた。
ユ・ヘランは29日、米ミネソタ州チャスカのヘーゼルティン・ナショナルGC(パー72)で行われたKPMG全米女子プロゴルフ選手権の最終第4ラウンドで、5バーディー、3ボギーの2アンダー、70で回った。通算13アンダー、275としたユ・ヘランは、2位のユン・イナ(11アンダー、277)を2打差で退け、頂点に立った。
ユ・ヘランの言葉通り、夢のような優勝だった。26日の第1ラウンドで、ユ・ヘランは1オーバー73をたたき、70位タイだった。9アンダー63を記録した首位のユン・イナには、実に10打も離されていた。しかし、第2、第3ラウンドでそれぞれ8アンダー4アンダーをマークして巻き返し、大会が終わった時にはリーダーボードの一番上に名前を載せていた。
メジャー大会初日に10打差をつけられた選手が逆転優勝を果たしたのは、1964年ウェスタン・オープンのキャロル・マン(米国)以来62年ぶり。女子ゴルフのメジャー大会での最大打差逆転優勝タイ記録でもある。
この大会で続く韓国勢の強さを改めて印象づけた。同大会ではパク・セリが3度(1998、2002、2006年)優勝し、朴仁妃(パク・インビ)も2013年から3年連続で頂点に立った。その後、朴城炫(パク・ソンヒョン、2018年)、金世煐(キム・セヨン、2020年)、田仁智(チョン・インジ、2022年)、梁熙英(ヤン・ヒヨン、2024年)らがチャンピオンとなった。
大会最終日の試合は順調ではなかった。雷を伴う悪天候でティーオフ時間が3時間以上遅れ、遅れて始まった試合も強風の中で行われた。ユ・ヘランも前半5ホールまでにバーディーを1つ奪う一方、ボギーを3つたたいて苦戦した。
しかし、ユ・ヘランは7番(パー5)と9番(パー4)でバーディーを奪って首位の座を取り戻し、後半もボギーなしの2アンダーで安定したプレーを見せた。18番(パー4)で「ウィニングパット」を沈めたユ・ヘランは、仲間からシャンパンシャワーを浴び、初のメジャー大会優勝の余韻を満喫した。夢に見たメジャー大会覇者となったユ・ヘランは、「次から選手紹介の時に『メジャーチャンピオン、ユ・ヘラン』と呼ばれることになった。本当に驚きで、幸せ」と語った。
ユ・ヘランはメジャー女王にふさわしい高額賞金も手にする。今大会は女子大会史上最大規模となる1300万ドル(約200億ウォン)の賞金を懸けて行われた。直前のメジャー大会、全米女子オープン(賞金総額1250万ドル)を上回る規模だ。優勝賞金は全米女子オープン(250万ドル)より少ない195万ドル(約30億ウォン)だが、ユ・ヘランがこれまで優勝した3大会の賞金をすべて合わせた金額(121万5000ドル、約18億7000万ウォン)より多い。
ユ・ヘランは8日に終わった今季メジャー第2戦の全米女子オープンを欠場した。腸内の嚢胞を除去する手術を受けるため、韓国に滞在していたからだ。先月のクローガー・クイーンシティ選手権で準優勝し勢いに乗っていたユ・ヘランにとっては容易ではない選択だった。それでもユ・ヘランは、「母が作ってくれた料理を食べながらしっかり休めたおかげで、今大会で良い成績を収められたと思う」と語った。
ユ・ヘランとユン・イナがそろって1、2位に入り、金世煐とキム・アリムは6アンダー、282で8位タイとなり、韓国選手4人がトップ10入りした。前のメジャー2大会をいずれも制した世界ランキング1位のネリー・コルダも8位タイで大会を終えた。
イ・ソヨン記者 always99@donga.com






