
現代(ヒョンデ)自動車グループと韓国航空宇宙産業(KAI)が、未来航空モビリティ(AAM)開発で手を組んだ。
現代自動車グループは10日、「航空用電動パワートレインを基盤とする未来航空モビリティ機体の共同開発に向けた業務協約」を8日にソウル瑞草区良才洞(ソチョグ・ヤンジェドン)の現代自動車・起亜(キア)本社で締結したと明らかにした。
今回の業務協約は、現代自動車グループの航空用電動パワートレインの開発能力と、KAIの航空機体開発能力を活用し、競争力あるAAMを開発・量産することを目的としている。AAMは、人や貨物を空路で移動させる次世代航空交通モビリティを指す。「空飛ぶタクシー」に代表される都市航空モビリティ(UAM)などが代表例で、米国や中国などはすでにAAM商用化に乗り出している。現代自動車グループとKAIは、技術や人的資源の共有だけでなく、今後はサプライチェーンや認証、顧客ネットワーク分野まで包括的に協力することで合意した。
具体的には、現代自動車グループの米未来航空モビリティ専門法人「スーパーナル」とKAIが共同でAAM機体を開発し、現代自動車・起亜の航空パワートレイン事業部が開発中の航空用電動パワートレインの商用化に向けて協力する。また、両社は航空産業全般にわたり、新たな協力分野を拡大していく計画だ。
KAI側は、「KAIが保有する固定翼・回転翼システムの総合能力と、現代自動車グループの大量生産体制およびモビリティエコシステムが結びつけば、グローバル市場を先導する『K-AAM』を開発できるだろう」と話した。現代自動車グループも、「安全で魅力的な未来航空モビリティを披露し、モビリティの地平を空へ広げていく」と強調した。
一方、スーパーナルは今月4日、垂直離着陸航空力学の権威として知られるファルハン・ガンディー氏を新たな最高技術責任者(CTO)に任命した。30年以上にわたり回転翼航空機研究に携わってきたガンディー氏は、スーパーナルの技術開発を後押しするとみられている。
ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com






