
尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領が、非常戒厳宣布の名分づくりのために北朝鮮に複数回無人機を飛ばしたとされる一般利敵容疑について、内乱特検(趙垠奭特別検察官)は、懲役30年を求刑した。特検は、当時「平壌(ピョンヤン)無人機作戦」の報告を受けて指揮したとされる金龍顕(キム・ヨンヒョン)前国防部長官に対しては懲役25年を求刑した。
24日、ソウル中央地裁刑事合議36部(李政燁裁判長)の審理で開かれた尹被告と金被告の1審結審公判で、張宇盛(チャン・ウソン)特検補は「戒厳宣布の条件を整える目的で韓半島に戦時状況を作り出そうとした反国家・反国民的犯罪だ」として尹被告に対し懲役30年を求刑した。張氏は「国家安全保障に実質的な危害が生じるなど、大韓民国の軍事上の利益が損なわれる結果を招いた」と指摘した。特検は共犯として起訴された呂寅兄(ヨ・インヒョン)前防諜司令官に懲役20年、キム・ヨンデ前ドローン司令官に懲役5年をそれぞれ求刑した。
非公開で行われた結審公判で、尹被告側は「内乱首謀容疑事件の第1審裁判部も戒厳決断の時期を2024年12月1日と判断した。にもかかわらず特検は『平壌無人機作戦』が戒厳醸成のための行為だという虚偽の主張を続けている」と反論した。尹被告も拘置所で作成した10ページに及ぶ意見書を自ら読み上げたという。
一方、尹被告の高位公職者犯罪捜査処の逮捕妨害容疑などに関する控訴審判決公判は29日午後3時から生中継される。尹被告に対する控訴審判決が言い渡されるのは初めて。1月16日、1審は特殊公務執行妨害などの罪で尹被告に懲役5年を言い渡している。
コ・ドイェ記者 ヨ・グンホ記者 yea@donga.com






