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脱走オオカミ捕獲の獣医師「失敗を糧に再挑戦、無事保護に達成感」

脱走オオカミ捕獲の獣医師「失敗を糧に再挑戦、無事保護に達成感」

Posted April. 20, 2026 09:17,   

Updated April. 20, 2026 09:17


「14日の捜索で山中で『ヌック』と遭遇し麻酔銃を撃ったが取り逃がし、その場面が夢に何度も出てきた。もう失敗は許されないと思った」

国立生態院のチン・セリム動物福祉部次長(獣医師)は19日、雄のオオカミ「ヌック」の捕獲時をこう振り返った。大田(テジョン)オーワールド動物園から8日に脱走したヌックは、17日にチン氏の麻酔銃で捕獲された。チン氏は「最初は150メートルの距離で逃したが、今回は20メートルまで慎重に接近して撃った」と話した。

チン氏は脱走初日から捜索に参加した。国立生態院は野生動物の研究・保全、診療、防疫を担う機関で、チン氏は哺乳類診療と防疫の専門家。9日以降は大田に滞在し、連日捜索に加わった。「オオカミは夜行性のため、ヌックが活動の少ない昼間には、オーワールドで距離別に麻酔銃の射撃練習まで行った」とし、「大変だったが、ヌックを安全に保護できてやりがいを感じる」と語った。現在、ヌックは牛肉などの特別食を食べながら回復中だ。獣医師らの関係者は、「麻酔から無事に目覚め、健康にも大きな異常はない」と伝えた。

ヌックは8日、飼育施設のフェンス下を掘って脱走し、17日午前0時44分ごろ、動物園から約1キロ離れた大田市中区(チュング)の大田南部循環道路・安永インターチェンジ付近で捕獲された。作戦には市や消防、警察、軍、野生生物管理協会などから3163人と装備約280台が投入された。


大田=イ・ジョンフン記者、キム・テヨン記者 jh89@donga.com