
過去10年間、韓国で最も多く読まれた本は、作家韓江(ハン・ガン)氏の小説だった。
教保(キョボ)文庫が「世界図書・著作権デー」(4月23日)を前に発表した直近10年(2016年4月17日~2026年4月16日)のベストセラーランキングで、「菜食主義者」と「少年が来る」が1位と2位となった。
韓江ブームは2016年、「菜食主義者」で英国のマン・ブッカー賞を韓国人として初受賞したことを契機に広がった。受賞直後には週間総合ランキングで12週連続で1位を記録した。
さらに2024年、韓国人初のノーベル文学賞受賞で販売は急増した。光州(クァンジュ)事件を描いた「少年が来る」は2024年、2025年と2年連続で年間ベストセラー1位となった。
教保文庫は「集計直後にマン・ブッカー賞が発表されたため累計では『菜食主義者』が上回るが、近年は『少年が来る』の販売が多い」と説明した。
済州(チェジュ)4・3事件を題材にした「別れを告げない」も8位に入った。同作は2023年にフランスのメディシス外国文学賞、今年は全米批評家協会賞を受賞している。
10位以内には、韓氏の作品3編を含め、国内小説が6作品も名を連ねた。キム・ホヨンの「不便なコンビニ」、イ・ミエの「ダラグート夢の百貨店」、梁貴子(ヤン・グィジャ)の「矛盾」が順に5~7位となった。「世界図書・著作権デー」は、ウィリアム・シェイクスピアとミゲル・デ・セルバンテスの命日がともに4月23日であることに由来した。
キム・ドヨン記者 repokim@donga.com






