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「ソウルの心臓」光化門、BTSとARMYが共鳴

「ソウルの心臓」光化門、BTSとARMYが共鳴

Posted March. 23, 2026 10:02,   

Updated March. 23, 2026 10:02


「韓国で最も歴史的な場所である光化門(クァンファムン)で公演できて本当に光栄です」(BTSのシュガ)

21日午後8時、ソウル鍾路区(チョンロク)の光化門広場で開催された公演「BTSカムバックライブ:アリラン」に登場したBTS(防弾少年団)は、光化門での公演に対する感想を何度も感慨深げに語った。世界が見守る中、韓国の歴史が息づく光化門での舞台に対する大きな責任感がにじんでいた。

公演はオンライン動画配信サービスのネットフリックスを通じて約190カ国に生中継され、光化門は世界の視聴者にグローバル文化イベントの象徴的空間として刻み込まれた。光化門広場には同日、約10万4千人(主催者推計)が集まったが、大きな事故もなく秩序ある運営で公演が終了した点も、ソウル光化門の存在感を示したと評価されている。

●アリランの旋律に包まれた光化門

「アンニョン、ソウル。We’re back」(リーダーのRM)

韓国的美感を巧みに生かしたオープニングは、BTSが約4年ぶりの復帰の場としてなぜ光化門を選んだのかを鮮明に示した。ドローンカメラは北岳山を越え、景福宮の勤政門、興礼門、光化門へと続くいわゆる「王の道」をたどり、開放感あふれる光化門の全景を映し出した。やがて舞台の四角形の「開放型キューブ」の向こうに光化門が現れる中、BTSが登場すると、観客席から歓声が沸き起こった。

カムバック舞台の1曲目に選ばれたのは、韓国の伝統民謡アリランの旋律を加えた「ボディ・トゥ・ボディ(Body to Body)」だった。強烈なヒップホップサウンドに国立国楽院の演奏と歌唱が重なり、見事な調和を見せた。光化門の外壁は水墨画の筆致を思わせる質感のメディアアートで彩られた。

舞台ではBTSに劣らず光化門の景観も注目を集めた。メンバーが踊り、歌う間、キューブ越しに光化門が一幅の絵のように浮かび上がった。特に三層の発光ダイオード(LED)と応援棒「アミボム」が織りなす光の波の中で、光化門は刻々と表情を変えた。情熱を象徴する赤が揺らめいたかと思えば、柔らかく躍動的な黄色の波が広場を包み込んだ。

● 衣装から舞台まで韓国の色彩

太極旗の四卦「乾坤坎離」をモチーフにした舞台演出も印象的だった。特に水を象徴する「坎」を視覚化したタイトル曲「スイム(SWIM)」の舞台は、簡潔な振付と落ち着いた楽曲の雰囲気で「BTS2.0」を示すとのメンバーの決意を表現した。

韓服を再解釈した衣装も見どころの一つだった。制作は韓国ブランド「ソンジオ(Songzio)」が担当した。米紙ニューヨーク・タイムズは「BTSがこのブランドを選んだのは、光化門広場や『アリラン』と同様に、単なるスタイルを超えて韓国文化とアイデンティティの存在感を示す選択だ」と評価した。ソン・ジェウ代表は同紙のインタビューで「RMはリーダー、ジンは芸術家、ジミンは詩人など『英雄』をテーマに各メンバーにキャラクターを与えた」と説明した。

2022年6月にバーンアウトを訴えて活動を休止していたBTSは、今回の公演を通じて一段と強まった自信を見せた。RMは「自分の声により耳を傾け、悩みや不安、迷いまでも率直に表現しようとした」と語った。

最後の曲は、ワールドツアーなどでエンディング曲として歌われてきた「小宇宙」だった。「一人に一つの歴史、一人に一つの星。84億の光で輝く84億の世界」。

時の流れを反映するように従来の歌詞「70億」を変更して歌い、観客に携帯電話のライト点灯を呼びかけた。光化門広場は北斗七星を思わせるLED演出と紫色のアミボムが混ざり合い、幻想的な夜空へと染まった。


サ・ジウォン記者 キム・ドヨン記者 4g1@donga.com