
4日午前9時ごろ、ソウル松坡区(ソンパグ)シンガ小学校前の児童保護区域(スクールゾーン)。登校する小学生の間で、運転手のファン氏(30)が警察ともみ合いになった。この日、警察の飲酒取り締まりで摘発されたファン氏は当初、酒を飲んでいないと否認していたが、警察が「採血しても結果は出る」と説明すると、ようやく「実は昨日午後4時ごろ焼酎8杯を飲んだ」と認めた。近くの自宅から学校前まで約900メートルを運転したファン氏の血中アルコール濃度は0.035%で、100日間の免許停止に相当する数値だった。
ソウル警察庁はこの日、新学期を迎えた児童の安全確保を目的に、登校時間帯のスクールゾーンで交通取り締まりを実施した。管内の31警察署が午前8時から9時まで一斉に取り締まりを行った結果、4人が飲酒運転で摘発された。とりわけ、前日に飲んだ酒が抜けないまま運転する、いわゆる「二日酔い運転」のケースも見られ、中には取り締まり結果に不服を示す事例もあった。午前8時48分ごろ、シンガ小学校のスクールゾーンで血中アルコール濃度0.034%で摘発されたカン氏(36)は、「前夜に焼酎を3本飲んだ」と話しながらも測定結果を受け入れず、採血検査を受けることにした。
専門家によると、採血検査の結果は呼気検査よりも高い数値が出る場合も少なくないという。ソウル江南区(カンナムグ)の永禧(ヨンヒ)小学校前でも、警察が取り締まりを始めて7分後の午前8時7分ごろ、ウ氏(46)が摘発された。前日午後4時から6時まで会社近くで焼酎約2本を飲んだというウ氏は、血中アルコール濃度0.035%で免許停止に相当する数値だった。ウ氏には過去に一度、飲酒運転で摘発された前歴があった。さらに午前8時39分ごろには、未明まで酒を飲んだ後、京畿道軍浦市(キョンギド・クンポシ)から約20キロ運転してきた貨物車運転手が、血中アルコール濃度0.084%で免許取り消しの処分となった。
この日のスクールゾーンでの取り締まりでは、飲酒運転のほか信号無視など22件が摘発された。午前8時20分ごろには、ペットの犬を抱えたまま運転していた男性が安全運転義務違反で摘発され、反則金4万ウォンが科された。歩行者保護義務違反などに対する指導は71件だった。
ソウル警察庁は今後、週1回以上スクールゾーンでの取り締まりを実施する予定だ。昨年も3~12月に集中取り締まりを行った結果、ソウルのスクールゾーン内での児童交通事故は前年より22.5%減少した。警察関係者は「児童は背が低く、突然飛び出すことも多いため、二日酔いで判断力が低下した状態で運転すれば交通事故の危険が大きい」とし、「今後もスクールゾーンだけは飲酒運転のない区域にするため継続して取り締まりを行う」と述べた。
チョン・ナムヒョク記者 forward@donga.com






