
英国のチャールズ国王の弟アンドルー元王子の最側近が、米連邦刑務所で収監中に死亡したジェフリー・エプスタイン氏を通じて、北朝鮮の最高首脳部との接触や不動産投資を模索していたと、英紙テレグラフが報じた。米司法省が先月公開した約350万ページに及ぶ関連文書で北朝鮮への言及が確認されたのは初めてだ。
21日(現地時間)の報道によると、側近のデビッド・スターン氏は2018年6月12日、エプスタイン氏に電子メールを送り、「北朝鮮に行ってナンバー1に会いたい。米国のチャンネルを通すのが最善だと思う」と記した。テレグラフは、この「ナンバー1」が金正恩(キム・ジョンウン)総書記を指すと分析している。
スターン氏は2日後にも、「スティーブン・バノンに、北朝鮮に行けるか尋ねてほしい」と求め、「資金はある。(北朝鮮の)最良の不動産を購入したい」と記した。バノン氏はトランプ米大統領の元顧問で、現在は保守陣営の有力論客とされる。
ただし、当時エプスタイン氏は「北朝鮮に対する制裁については確信が持てない」と答えたという。当時の北朝鮮は核実験や弾道ミサイル発射を受け、国際連合安全保障理事会の制裁下にあり、外国人投資などが禁じられていた。
一方、19日にアンドルー氏が公職不正疑惑で逮捕された中、英警察はアンドルー氏が貿易特使在任中に取得した政府機密をエプスタイン氏に漏洩したかどうかを捜査している。アンドルー氏とエプスタイン氏の関係をめぐって波紋が広がり、英政府は王位継承順位からの完全除外も検討している。
キム・ハギョン記者 whatsup@donga.com






