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飲酒運転で退いた「セルフ推薦」の山林庁長

飲酒運転で退いた「セルフ推薦」の山林庁長

Posted February. 23, 2026 09:37,   

Updated February. 23, 2026 09:37


金仁浩(キム・インホ)前山林庁長が飲酒運転事故を起こし、21日付で職権免職となった。20日夜、城南市盆唐区(ソンナムシ・ブンダンク)の自宅近くの交差点で泥酔状態で信号を無視し、マウルバスと乗用車に相次いで衝突した。事故現場の防犯カメラには、歩行者信号にも止まらず横断歩道を渡っていた通行人が跳びのいて身をかわす危険な様子が映っていた。国民の生命と安全を担う災害機関のトップが、他人の命を奪いかねない行為に及んだのだ。

よりによって事故当日は、山林庁が宣言した「山火事注意期間」(1月20日~5月15日)の最中だった。金氏が更迭された21日も全国で山火事12件が発生し、職員は終日非常体制に追われていた。山林庁労組が声明で指摘したように、「年間で最も重大な時期であり、全職員が非常勤務体制に入った準戦時状況」にあって、トップが泥酔運転をしたのだ。高位公職者としての責任感は感じられない。

金氏は昨年8月の任命時、「セルフ推薦」で物議を醸した人物でもある。国民推薦制の掲示板に「真の韓国の山林政策のために金仁浩教授を強く推薦する」と自ら書き込んだ。人事聴聞会では「自分をよく知っているのは自分だと思い推薦した」と釈明した。自らを過大評価していた金氏は、紆余曲折の末に任命されてからわずか半年で公職倫理を忘れた犯罪で退場し、李在明(イ・ジェミョン)政権の負の一章として記憶されることになった。

大統領府と政府は、金氏の職権免職で責任を果たしたかのような姿勢を示すべきではない。資質に疑問符が付いた候補者を要職に据えた責任を重く受け止め、高位公職者の人事検証を強化する契機としなければならない。さもなければ、第2、第3の金仁浩が現れるほかない。