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9・19南北軍事合意の「飛行禁止区域」 統一部長官「先に復元へ」

9・19南北軍事合意の「飛行禁止区域」 統一部長官「先に復元へ」

Posted February. 19, 2026 09:04,   

Updated February. 19, 2026 09:04


鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官は18日、「偶発的衝突の防止と軍事的信頼構築のため、飛行禁止区域の設定などを含む既存の9・19南北軍事合意の復元を先に検討し、推進していく」と明らかにした。北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党副部長が13日、韓国政府に対して、無人機が北朝鮮に侵入した事件に関する再発防止策を求めてから5日後に、立場を示した形だ。鄭氏は、李在明(イ・ジェミョン)政府発足後、民間人による無人機の対北侵入が4回あったとし、北朝鮮に対して改めて遺憾の意を表した。

鄭氏は同日、政府ソウル庁舎で記者会見を開き、「旧正月連休初日の13日に安全保障関係閣僚懇談会を通じて李在明政府の公式立場を表明することを決定した」と述べた。軍事合意の当事者である国防部との協議の有無については、「関係省庁間で十分な協議・調整が行われた」と説明した。

南北間の一切の敵対行為を禁じた9・19南北軍事合意は、2018年の南北首脳会談を機に締結された。当時の合意により、無人機は軍事境界線(MDL)から東部地域では15キロ、西部地域では10キロ以内の飛行が禁止された。尹錫悅(ユン・ソクヨル)政府が23年11月、北朝鮮の偵察衛星発射に対応して飛行禁止区域設定条項の効力停止を決定すると、北朝鮮は軍事合意の全面破棄を宣言した。

鄭氏はまた、航空安全法上の未承認無人機飛行に対する処罰規定を強化し、南北関係発展法上でも無人機侵入を禁止する法改正を推進すると明らかにした。未承認無人機飛行について、現行法の500万ウォン以下の罰金を、1年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金に強化するという。

さらに、無人機を北朝鮮に送った疑いで捜査を受けている30代の大学院生オ氏ら民間人3人が無人機を送った回数は、昨年9月27日、11月16日、11月22日、今年1月4日の計4回にのぼることも明らかにした。北朝鮮が公表した昨年9月と今年1月の事例より2回多い侵入があったということだ。鄭氏は「政府は極めて重大に認識しており、北朝鮮側に対し公式に遺憾の意を表する」と述べた。今回の立場表明は、北朝鮮の今後5年間の対内外政策路線が発表される第9回党大会を控え、韓国政府の対話意思を改めて強調する趣旨とみられる。

一方、北朝鮮は金正恩(キム・ジョンウン)総書記の娘、ジュエ氏の異例の動静を公開した。労働新聞によると、ジュエ氏は16日、正恩氏とともに平壌・和盛(ピョンヤン・ファソン)地区第4段階1万戸住宅の竣工式に出席し、新居の入居者を直接抱き締め祝意を伝えた。これに先立ち韓国国家情報院は、ジュエ氏が後継内定段階に入ったと国会に報告した。


權五赫 hyuk@donga.com