
2022年2月のウクライナ戦争勃発後に家族と離ればなれになっていたウクライナの子ども5人、ロシアの子ども1人の計6人が帰国する。この過程で、メラニア・トランプ夫人が両国の子どもの本国送還の仲介に大きな役割を果たしたことに注目が集まっている。
13日(現地時間)、ロシア大統領府や米ホワイトハウスによると、ウクライナに滞在していたロシア人児童1人、ロシアにいたウクライナ人の4~15歳の男児4人と女児1人がそれぞれ帰国し、家族と再会することになった。ロシアのマリヤ・リボワベロワ大統領府児童権利担当委員は「子どもたちが家族と再会できるよう尽力してくれたメラニア夫人に感謝する」と述べた。ホワイトハウスも、追加送還に向け夫人が努力していると明らかにした。
メラニア氏は昨年8月、米アラスカ州アンカレジで開かれたドナルド・トランプ大統領とウラジーミル・プーチン大統領の首脳会談の際、夫を通じて「ウクライナの子どもがロシアへ移されていることを憂慮する」との趣旨の書簡を伝えるなど、同問題に強い関心を示してきた。かつて旧ソ連の圧政下にあった東欧スロベニア出身で、戦争初期から「罪のない人々が苦しんでいるのはつらい」とウクライナ支持を表明していた。
ウクライナや西欧主要国は、ロシアが戦争勃発後、保護者の同意なく少なくとも2万人以上のウクライナ児童を強制的に連れ去り、ロシア家庭に養子縁組させたと批判してきた。国際刑事裁判所(ICC)も2023年3月、プーチン大統領に対する逮捕状を発付した。ロシア占領地域の児童を強制的にロシアへ移送した行為が戦争犯罪に当たり、プーチン氏が責任を免れないとの判断に基づくものだ。これにより、プーチン氏はICC加盟155カ国の訪問に制約を受けている。
もっとも、トランプ第2期政権はウクライナ戦争の早期終結を優先し、プーチン氏を戦犯として処罰することには反対している。ロシア側も戦争過程での行為に対する全面的な恩赦を停戦の前提条件として掲げている。
柳根亨 noel@donga.com






