
「MANA(Make America Native Again、米国を再び先住民の国に)」
20日(現地時間)、雪に覆われたデンマーク自治領グリーンランドの最大の都市、ヌークの道路脇には、こうした文言が書かれたプラカードが、積もった雪の上にずらりと立てられていた。描かれた星条旗には大きく「✕」が記され、一目でトランプ米大統領の政治スローガン「MAGA(米国を再び偉大に)」を皮肉ったものと分かる。
近くにある在グリーンランド米国総領事館の前には、赤と白の対比が特徴のグリーンランド旗「エルファラソルプト」が掲げられていた。建物の上に掲げられた星条旗より小ぶりだが、米国への反感と抵抗の意思がにじんでいた。17日にヌーク各地で行われた「反トランプ集会」では、米国総領事館前が主要な集会地点の一つとなった。
通りを歩いていた市民の一人は、MANAのプラカードを見ていた記者と目が合うと、拳を突き上げた。さらに「MANA」「ノー・トランプ」と叫んだ。
郵便局職員だと名乗ったアギルさんは、「私たちは米国の一部にはならないし、トランプも必要ない」とし、「グリーンランドの旗に描かれた円と四角が象徴する太陽と海が、トランプの脅威から私たちを守ってくれる」と話した。
トランプ氏がグリーンランド併合への意欲を繰り返し強調し、デンマーク、英国、フランス、ドイツなど、グリーンランドに部隊を派遣した欧州8カ国に対し、報復的関税(来月から10%、6月から25%)を課すと表明したことで、ヌークは大きな抵抗の空間へと変わりつつある。
柳根亨 noel@donga.com






