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ノーベル平和賞を贈ったマチャド氏 トランプ氏は「サンキュー」

ノーベル平和賞を贈ったマチャド氏 トランプ氏は「サンキュー」

Posted January. 17, 2026 09:44,   

Updated January. 17, 2026 09:44


ベネズエラ野党指導者のマリア・コリナ・マチャド氏が15日(現地時間)、米ワシントンのホワイトハウスを訪れ、昨年受賞したノーベル平和賞のメダルをトランプ米大統領に贈った。これに対しトランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」で、「相互尊重を示すジェスチャーだった」とし、「ありがとう、マリア!」と応じた。マドゥロ大統領失脚後の大統領選出馬を狙うマチャド氏が、「トランプ氏の歓心を買いに動いた」との見方も出ている。

米CBSなどによると、マチャド氏は同日、ホワイトハウスで非公開でトランプ氏と会談し、ノーベル賞のメダルを手渡した。両者が直接顔を合わせたのは初めてだったという。マチャド氏は会談後、米議会での記者会見で「私たちの自由に向けたトランプ氏の特別の献身を評価する意味でメダルを贈った」と語った。3日にトランプ政権が「独裁者」マドゥロ大統領を拘束・移送したことへの謝意だという。マチャド氏は米上院議員らと面会し、トランプ氏との会談を「格別だった」と表現した。

トランプ氏はトゥルース・ソーシャルで感謝の意を示し、「マリアは、私がしてきたことを認め、ノーベル平和賞を私に贈った」と投稿した。トランプ氏は昨年、自身が8つの戦争を阻止したとして、ノーベル平和賞受賞への強い意欲を示していた。

ノーベル賞の展示・広報を担うノーベル平和センターは同日、X(旧ツイッター)で「メダルの所有者は変わり得るが、ノーベル平和賞受賞者の称号は変わらない」と投稿した。ノーベル委員会も10日、「ノーベル賞は共有や譲渡はできない」として、マチャド氏の意向に反する立場を明確にしている。

マチャド氏のこうした動きが奏功するかは不透明だ。トランプ政権は、デルシー・ロドリゲス暫定大統領体制を事実上承認している。トランプ氏は3日、マチャド氏について「国内で大きな支持や尊敬を得ていない」と述べ、評価を下げた。

両者が会談した同日、ロドリゲス氏は「原油開発分野で外国投資を促進する改革に乗り出す」と表明した。米石油企業の参入を求めてきたトランプ政権の要求に応じた形だ。

トランプ氏は、マドゥロ氏拘束後、新たに大統領選が行われるまでベネズエラを運営すると述べたが、具体的な選挙日程は示していない。こうした状況から、トランプ大統領に向けたマチャド氏とロドリゲス氏の求愛は当面続くとの見方を米CNNは伝えている。


キム・ボラ記者 purple@donga.com