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K映画・ゲーム、中国市場へ再挑戦 中・ベトナムなどビザ手数料免除を延長

K映画・ゲーム、中国市場へ再挑戦 中・ベトナムなどビザ手数料免除を延長

Posted January. 10, 2026 11:11,   

Updated January. 10, 2026 11:12


政府は、韓中首脳会談を機に、中国での韓国映画の公開拡大などを推進する。中国政府による「限韓令(韓流制限)」の緩和を見据えた措置だ。あわせて、今年の訪韓外国人旅行者3000万人達成を目標に、中国、ベトナム、フィリピンなど6カ国を対象としたビザ発給手数料の免除措置を6月まで延長する。

政府は9日、2026年の経済成長戦略を発表し、KカルチャーとK観光の活性化策を盛り込んだ。李在明(イ・ジェミョン)大統領の中国国賓訪問を機に、両国間で文化交流の拡大を議論したことを踏まえ、中国での韓国映画の上映拡大や、韓国ゲームの版号(サービス許可)発給の拡充を進める方針だ。

李氏はこの日、韓国企業の対中進出について「中国は、これからが始まりだ」と強調した。そのうえで、「かつて多く進出したが、大量撤退も経験した。結局は外交問題で、限韓令はなかったというのだから、ないものとして認め、改めて始めればよい」と述べた。

韓流コンテンツの対中輸出は、2016年の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備を受けて中国政府が講じた限韓令以降、極めて限定的に行われてきた。限韓令後、中国で公開された韓国映画は、2021年12月の「オー!ムニ」が事実上唯一とされる。李氏は国賓訪問中の7日の記者懇談会で、限韓令が韓国内の反中感情をあおる根拠になっているとして、解除の必要性を強調したと明らかにした。

政府は、Kフードなど、いわゆる「Kブランド」の輸出支援策も打ち出した。地域別に「戦略Kフード」を選定し、中東やアフリカなど有望市場への進出支援を拡大する。美容分野では、化粧品やメイクアップ、美容医療を含むサービス輸出の活性化に向けた支援策を年内に整備し、6月には「コリア・ビューティー・フェスティバル」を開催する。

李氏はKブランド輸出についても、「海外を回ってみて、可能性のある新たな分野がKフードとKビューティーだ」と述べ、「個々の企業が現地市場を開拓するうえで、政府が何を支援できるのかを提示する必要がある」と語った。さらに、「在外公館を企業と文化輸出の拠点として全面的に再編し、人材から物理的空間まで、官民が分散している現状をできる限り一体化する」とした。

国内ブランドの知的財産権の侵害が頻発する国を対象に、韓流便乗商品の実態調査も実施する。韓国製品と誤認させる、いわゆる模倣品の販売を遮断する狙いだ。

訪韓外国人3000万人の目標を前倒しで達成するため、政府は「K-地域観光トータルパッケージ」を推進する。従来、行政区域ごとに分散していた観光施策を、旅行者の動線を考慮して一つの観光圏にまとめ、事業単位で総合支援する。今年は首都圏以外で2カ所の観光圏を指定し、関係省庁連携事業や規制特例を進める。中国、ベトナム、フィリピン、インドネシア、インド、カンボジアからの観光客を対象としたビザ発給手数料の免除は、6月まで延長される。


周愛眞 jaj@donga.com