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金正恩氏、対外新年メッセージ見送り 内部結束に注力

金正恩氏、対外新年メッセージ見送り 内部結束に注力

Posted January. 02, 2026 10:01,   

Updated January. 02, 2026 10:01


北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が新年祝賀行事に出席し、「さらに力強い闘争と偉大な勝利が我々を呼んでいる」と主張した。一方で、新年演説に対韓、対米メッセージは盛り込まなかった。今年初めに予定される第9回党大会を前に内部結束に力点を置いたとみられる。

1日、北朝鮮の朝鮮中央通信によると、正恩氏は12月31日夜から平壌(ピョンヤン)の5月1日競技場で行われた新年祝賀行事に出席し、演説で「我々は2025年、祖国をより高い力と尊厳の境地へ引き上げた」と自賛した。「地方発展20×10政策」を25年の最初の成果として掲げたほか、「命を懸けて成し遂げた尊い勝利によって英雄的な(北朝鮮・ロシア)連帯を抱き上げた」と述べ、ロシア派兵部隊の功績を称えた。

約2300字に及ぶ今回の演説では、「人民」という語を10回用い、自身の統治理念である「人民大衆第一主義」を強調した。一方、対南・対米メッセージは示さなかった。北韓大学院大学の梁茂進(ヤン・ムジン)特任教授は「第9回党大会にメッセージを集中させるためだ」とし、「対外メッセージに代えて内部結束に重点を置いた」と分析した。

正恩氏は同日、娘のジュエ氏、妻の李雪主(リ・ソルジュ)氏とともに行事に出席した。昨年も新年祝賀行事に姿を見せたジュエ氏は、正恩氏の隣席で公演を観覧した。

朝鮮労働新聞は同日、中国の習近平国家主席夫妻が正恩氏に送った年賀状を、他国首脳からの年賀状とまとめて簡単に報じ、具体的な内容は明らかにしなかった。昨年12月、ロシアのプーチン大統領からの新年祝電を詳細に報じたのとは対照的だ。こうした差を踏まえ、中朝関係が完全には回復していないのではないかとの見方も出ている。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com