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旧統一教会の韓鶴子総裁ら4人、「不正な分割献金」容疑で送検

旧統一教会の韓鶴子総裁ら4人、「不正な分割献金」容疑で送検

Posted December. 31, 2025 10:37,   

Updated December. 31, 2025 10:37


世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の韓鶴子(ハン・ハクチャ)総裁とユン・ヨンホ元世界本部長らが、与野党の国会議員11人に対し違法な「分割献金」を行った疑いで検察に送致された。

警察は30日、韓氏とユン氏、総裁秘書室長を務めたチョン・ウォンジュ氏、「天主平和連合(UPF)」の宋光奭(ソン・グァンソク)元会長の計4人を、政治資金規正法違反の疑いで前日、送検したと発表した。4人は2019年1月頃、現職の与野党議員11人に個人名義で献金した後、教団の法人資金で補填する、いわゆる「分割献金」を主導した疑いが持たれている。

チョン氏は教団のナンバー2として資金を統括していた人物とされる。宋氏は18~20年、教団内で国会議員支援組織とされる世界平和国会議員連合(IAPP)の会長などを務めた。捜査の結果、4人は議員1人あたり100万~300万ウォンの献金を行っていたとみられる。警察は中央選挙管理委員会の資料や教団の会計帳簿などを総合し、容疑を裏付けたという。

献金の対象には、当時の国会外交統一委員会(外統委)所属議員が多数含まれていたとされる。警察は、教団側が宿願事業とされる「韓日海底トンネル」推進のため、外統委所属議員に組織的に接近した可能性があると見ている。捜査の進展次第では、献金を受けた議員がさらに判明する可能性もある。警察関係者は「捜査はまだ初期段階で、今後明らかにすべきことが多い」と話した。

この事件は、「金建希(キム・ゴンヒ)特検」から移管された旧統一教会関連事件とは別に、警察が15日の家宅捜索後、押収物を分析する過程で新たに把握したものだ。


ソン・ユグン記者 クォン・グヨン記者 big@donga.com