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米連邦裁判所、暗号資産テラ事件のクォン・ドヒョン被告に懲役15年

米連邦裁判所、暗号資産テラ事件のクォン・ドヒョン被告に懲役15年

Posted December. 13, 2025 09:11,   

Updated December. 13, 2025 09:11


暗号資産テラ、ルナの暴落を主導し、投資家に少なくとも400億ドル(約59兆ウォン)の損失を与えたとされるテラフォームの創業者のクォン・ドヒョン被告(34)が11日(現地時間)、米ニューヨーク南部連邦地裁で詐欺、詐欺共謀などの罪に問われ、懲役15年の実刑判決を言い渡された。検察が求刑した懲役12年を上回る量刑となった。

判決を言い渡したポール・エンゲルマイヤー判事は、約1時間にわたり量刑理由を一つ一つ説明し、クォン被告を厳しく非難した。判事は、被告が投資家の信頼を悪用し、真実を覆い隠すため虚偽を繰り返したと指摘し、被害規模について「空前の詐欺」と断じた。今なお被告を擁護する一部投資家が裁判所に提出した嘆願書に触れ、「カルト的な追従者のようだ」とも述べた。

一方で判事は、「一連の出来事があったとはいえ、あなたはまだ若い。希望を失わないでほしい」と述べた。

被告の妻が提出した嘆願書が印象的だったとして、「感謝すべきだ」と促し、クォン被告は「感謝します」と応じた。

クォン被告は米検察と、いわゆるプリー・バーゲニング(司法取引)に合意している。これにより、刑期の半分を服役した後、米国側に韓国への身柄引き渡しを求める可能性が高い。認められた場合、残りの刑期は韓国で服役することになる。


イ・ギウク記者 71wook@donga.com