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警察、事件移管から2日で元統一教世界本部長を聴取

警察、事件移管から2日で元統一教世界本部長を聴取

Posted December. 12, 2025 10:34,   

Updated December. 12, 2025 10:34


「金建希(キム・ゴンヒ) 特検」(閔中基特別検察官)から世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の与野党政治家への金品供与疑惑事件を引き継いだ警察が、捜査開始からわずか2日でユン・ヨンホ元旧統一教会世界本部長に会い、関係者の聴取に着手した。一部の政治資金法違反容疑は年末で公訴時効が満了する可能性があり、警察が「スピード捜査」に乗り出したとみられる。

警察庁重大犯罪捜査課専従捜査チームの捜査官らは11日午後、ソウル拘置所を訪れ、今年8月に特検に対し「与党『共に民主党』と野党『国民の力』の政治家に金品を提供した」と供述したユン氏に会った。今後の家宅捜索など強制捜査に先立ち、金品供与に関する供述を確保する手順とみられる。

特検が警察に移管した書類には、収賄罪と政治資金法違反の2つの容疑が明記されていることが確認された。警察は金品授受疑惑が浮上した与野党の前・現職議員や旧統一教会関係者らについても、調査日程を調整しているという。

警察は、対価性のある金品授受については最長公訴時効15年の収賄容疑を適用することを検討している。政治資金法違反の公訴時効は7年のため、2018年12月までに授受された金品に関する事件は、今年末で時効が成立する。警察関係者は「公訴時効に関する問題を踏まえ、迅速に関係者の聴取などを進める」と述べた。

警察の特別捜査チームは、「内乱特検」(趙垠奭特別検察官)に派遣され、同日警察に復帰したパク・チャンファン総警をチーム長に据え、警察庁重大犯罪捜査課の人員23人規模で編成された。


チョン・ナムヒョク記者 forward@donga.com