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S&P「韓国の来年のGDP成長率は2.3%へと持ち直し」 産業間の業績格差で「K字型回復」見込む

S&P「韓国の来年のGDP成長率は2.3%へと持ち直し」 産業間の業績格差で「K字型回復」見込む

Posted December. 11, 2025 10:47,   

Updated December. 11, 2025 10:47


国内外の信用格付け会社は、来年の韓国経済の成長率は今年より上昇する一方で、業種間の実績が二極化する「K字型回復」になるとの見方を示した。「K」字のように一部業種は上向き、他の業種は下向くとの意味だ。半導体・電子・電力機器などは格付けの改善が見込まれる一方、建設・金融・石油化学・蓄電池などは下落が予想されるという。

S&Pグローバル信用格付けとナイス信用評価は10日、ソウル永登浦区汝矣島(ヨンドゥンポグ・ヨイド)のフェアモント・アンバサダーホテルで共同セミナーを開催した。S&Pグローバルは、韓国企業の信用環境は最悪局面を脱したと評価した。韓国の国内総生産(GDP)の成長率は今年の1.1%から来年は2.3%へ上昇するとの見通しを示した。S&Pのパク・ジュンホン常務は、「最近の韓米合意で当初懸念されていた関税負担も一部緩和され、グローバルなマクロ環境も改善の兆しをみせている」と説明した。

ただし、半導体関連産業とそれ以外の産業との間で二極化が進むと予想される。S&Pのキム・ジェヨル取締役は、「化学部門は、供給過剰の長期化と構造改革の遅れで下押し圧力が最も強まる一方、半導体産業はAI(人工知能)主導の需要増に支えられ、かなり良好な業績を続ける可能性が高い」と述べた。

ナイス信用評価も、来年の韓国の成長率は上昇するものの、景気回復が特定産業に集中し「K字型」の様子を呈すると予測した。景気後退後、一部業種は回復し、一部業種は悪化する構造になるとの指摘だ。ナイス信用評価のソン・ギジョン評価政策本部長は、「来年はAIインフラへの投資が拡大する」とし、「半導体と電力機器産業を中心に恩恵が続くだろう」と分析した。


イ・ホ記者 number2@donga.com