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金軟景の「愛弟子」インクシ、正官庄を救えるか

金軟景の「愛弟子」インクシ、正官庄を救えるか

Posted December. 10, 2025 10:20,   

Updated December. 10, 2025 10:20


 

金軟景(キム・ヨンギョン、37、引退 )の「愛弟子」インクシ(モンゴル名ジャミャンプレブ・エンフソヨル、20)は、危機にある正官庄(チョングァンジャン)を救い出せるのだろうか。

代替アジアクオーター選手として女子プロバレーボールの正官庄に入団したインクシは9日、本紙との書面インタビューで「思ったより早く韓国プロの舞台に立ててうれしい。早く適応して必ずチームに貢献できる選手になりたい」と抱負を語った。

インクシは4月に行われたアジアクオータードラフトで国内クラブから指名されなかった。しかしシーズン序盤、最下位に沈んだ正官庄が代替アジアクオーター選手を探す中で、チャンスをつかんだ。

正官庄は開幕後、勝ち点11(4勝9敗)にとどまり、女子7チームのうち最下位に低迷している。7日、韓国道路公社戦で2-3で敗れ、最近4連敗中だ。昨季、チャンピオン決定戦に進出し、興国(フングク)生命と第5戦まで戦う名勝負を繰り広げた威容は見当たらない。

主力セッターのヨム・ヘソン)34)とアジアクオーター選手のウィパウィ(26・タイ)の負傷による離脱が致命的だった。正官庄はドラフト時、左膝前十字靱帯断裂で手術を受けてリハビリ中だったウィパウィを指名した。アウトサイドヒッターのウィパウィは、2023~2024シーズン、現代(ヒョンデ)建設の統合優勝の立役者で、復帰すれば主力戦力になるとの期待が大きかった。しかし回復は予想より遅れ、正官庄もこれ以上遅れる前に勝負に出るしかなかった。

インクシは韓国バレーファンにはすでに馴染みの顔だ。最近終了したテレビ番組で「バレー女帝」金軟景が率いたチームの主力アタッカーとして活躍したからだ。金軟景の指示が終わる前に「ネッ」と素早く返事することから「ネップクシ」というニックネームも得た。金軟景は8日、韓国体育記者連盟授賞式で「望んだ通りプロクラブに入団したのだから、競争で生き残るため最善を尽くしてほしい」と励ました。

インクシはビザと国際移籍同意書(ITC)手続きが完了次第、選手登録を行う予定だ。早ければ第3ラウンド中にデビュー戦を迎える見通しだ。正官庄はインクシについて「身長180センチのアウトサイドヒッターで、ジャンプタイミングが速く、爆発力が際立つ選手」と、獲得背景を説明した。


ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com