
「対戦相手のうち1チームがまだ分からないという事実そのものが挑戦だ」
2026年北中米ワールドカップ(W杯)のA組に韓国とともに入ったメキシコ代表のハビエル・アギーレ監督(67)は6日、組み合わせ抽選会終了後にこう語った。来年4月に初めて決まる「欧州プレーオフ(PO)パスDの勝者」がA組に入ったためだ。
欧州POパスDは、デンマーク(FIFAランキング21位)と北マケドニア(65位)、チェコ(44位)とアイルランド(59位)が対戦し、勝者同士が来年4月1日に一発勝負でW杯本大会A組に入るチームを決める。どの国がPOを突破するかによってA組の難度が大きく変わる可能性がある。
韓国代表の洪明甫(ホン・ミョンボ)監督(56)は「現時点ではデンマークかアイルランドのどちらかが上がってくると思う」と話した。デンマークはPO参加国の中で唯一、FIFAランキングが韓国(22位)より高い21位。欧州予選ではスコットランドに足をすくわれPOに回ったが、韓国との代表戦通算成績で1勝1分と優位に立つ北欧の強豪だ。かつて孫興慜(ソン・フンミン、33・LAFC)とトッテナム・ホットスパーで一緒にプレーしたMFクリスティアン・エリクセン(33・ヴォルフスブルク)が「エンジン」役を担っている。
アイルランドは欧州予選で「得点マシン」クリスティアーノ・ロナウド(40、アル・ナスル)率いるポルトガルを2-0で破る番狂わせを演じたチーム。チェコは20年ぶり、北マケドニアは史上初のW杯本大会進出を狙う。
韓国は欧州POパスD勝者とグループリーグ初戦で対戦する。第2戦の相手が地元の熱狂的声援を背にするメキシコであるだけに、 初戦で流れをつかむことが何よりも肝心となる。
ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com






