
孫興慜(ソン・フンミン、33、LAFC)が、イングランド・プレミアリーグ(EPL)のトッテナム・ホットスパーのファンに直接別れの挨拶を伝えるため、英国ロンドンへ向かう。
トッテナムは4日、「孫興慜がトッテナム・ホットスパー・スタジアムに戻ってくる。孫興慜は10日に行われるSKスラビア・プラハ(チェコ)との今季欧州チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6戦に来場し、ファンと別れの挨拶を交わす予定だ」と発表した。
2015年にトッテナムのユニホームに袖を通した孫興慜は、今年までの10年間で通算173得点を挙げ、クラブ史上5番目に多く得点した選手として名を刻んだ。2023年からキャプテンマークを巻いた孫興慜は、今年5月にはチームをUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝へ導き、17年ぶりとなるメジャー大会優勝トロフィーをファンに贈った。
その後、夏の移籍市場で米国メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFC(LAFC)へ移籍した。8月にソウルで行われた「クーパンプレイシリーズ」で移籍を公表した直後に米国へ渡ったため、ロンドンのファンに挨拶する機会がなかった。これを受け、トッテナムが別途イベントを設けた。
孫興慜は「移籍を発表した時、私は韓国におり、ロンドンのファンの皆さんに直接お別れを言えなかったことがずっと気にかかっていた」と言い、「10年以上にわたり僕と家族を応援してくれたトッテナムファンの皆さんへ直接感謝を伝えられることができ、幸せだ。感情が込み上げる瞬間になるだろうが、僕とクラブにとって必要な時間だと思う」と期待感を示した。
トッテナムはファン諮問委員会と協力し、ロンドン・トッテナム地区を縦断する「トッテナム・ハイロード」に孫興慜の功績を称える壁画の制作も進めている。この壁画はスラビア・プラハ戦に先立ち完成する予定で、デザインは孫興慜自身が選んだ。
ハン・ジョンホ記者 hjh@donga.com






