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与党執行部の3議員、地方選出馬で最高委員を辞任

与党執行部の3議員、地方選出馬で最高委員を辞任

Posted December. 02, 2025 10:06,   

Updated December. 02, 2025 10:06


与党「共に民主党」の最高委員を務める全賢姫(チョン・ヒョンヒ、3期・ソウル中-城東甲)、韓俊鎬(ハン・ジュンホ、2期・京畿道高陽乙)、金炳周(キム・ビョンジュ、2期・京畿道南楊州乙)議員ら3人が1日、来年6月3日の地方選挙に出馬するため辞任した。地方選挙に出馬する場合、6カ月前の2日午前0時までに辞任するよう定めた党憲によるもので、地方選の競争が本格化しているとの見方が出ている。

全氏は同日の最高委員会議で「第20代総選挙で江南(カンナム)からの出馬を決意した時も、地域主義と階級主義を打破するため、自らの身を投じようとの『先党後私』の精神で出馬を決めた」と述べた。第20代総選挙で同党の難関選挙区とされたソウル江南で当選した全氏は、「歯科医師と弁護士の資格を持つ強みを生かし、江南圏と専門職層にアピールできる」と強調した。

京畿道知事選に出馬する韓氏と金氏も同日、最高委員を辞任した。MBCアナウンサー出身で第20代大統領選当時、李在明(イ・ジェミョン)候補の随行室長を務めた韓氏は、「当面は政治検察捏造起訴に対応する特別委員会の活動に集中し、李在明大統領を潰そうとした者たちの無道さを明らかにするため最善を尽くす」と述べた。4つ星将軍出身の金氏は「内乱逆徒らを確実に断罪する」とし、「内乱政党『国民の力』を全面解散させる」との公約を掲げた。

最高委員3人が地方選出馬を公式化したことで、ライバル候補の出馬宣言も続くとみられる。ソウル市長候補としては、全氏と先月26日に初めて出馬表明した朴洪根(パク・ホングン、4期・ソウル中浪乙)議員のほか、朴柱民(パク・チュミン、3期・ソウル恩平甲)、徐瑛教(ソ・ヨンギョ、4期・ソウル中浪甲)、金永培(キム・ヨンベ、2期・ソウル城北甲)議員、鄭愿伍(チョン・ウォンオ)ソウル城東区(ソンドンク)庁長、洪翼杓(ホン・イクピョ)、朴用鎮(パク・ヨンジン)前議員など、少なくとも8人の名前が挙がっている。

同党所属の金東兗(キム・ドンヨン)京畿道知事に挑戦状を叩きつける候補群としては、韓俊鎬、金炳周両議員と、秋美愛(チュ・ミエ、6期・京畿道河南甲)、朴釘(パク・チョン、3期・京畿道坡州乙)、権七勝(クォン・チルスン、3期・京畿道華城丙)、廉泰英(ヨム・テヨン、京畿道水原戊)議員ら、少なくとも6人の名前が挙がっている。同党は、地方選の広域自治体長予備選で候補が5人以上の場合、権利党員100%で予備選を行い、本選は権利党員と世論調査を50%ずつ反映させる予定だ。

執行部9人のうち過半数の5人以上が辞任すれば非常対策委員会体制に移行するが、京畿道知事と忠清南道(チュンチョンナムド)知事候補として取り沙汰されていた李彦周(イ・オンジュ)、黄明善(ファン・ミョンソン)最高委員が出馬しないため、非常体制への移行は回避された。辞任した最高委員3人の補充のための補欠選挙は来年1月中旬に実施される予定だ。新たに選出される最高委員の任期は鄭清来(チョン・チョンレ)代表の任期と同じ来年8月までとなる。


趙東住 djc@donga.com