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デュース、28年ぶりに新曲、故キム・ソンジェの声をAIで復元

デュース、28年ぶりに新曲、故キム・ソンジェの声をAIで復元

Posted November. 20, 2025 09:34,   

Updated November. 20, 2025 09:34


1990年代に大きな人気を集めたヒップホップデュオ「デュース」が、28年ぶりに新曲を発表する。故キム・ソンジェ(写真右)の声は人工知能(AI)で復元して収録する。

19日、デュースのメンバーであるイ・ヒョンド(53)が率いるワイドカンパニーによると、デュースは27日午後6時、4枚目のオリジナルアブバムの始まりを告げる新曲『Rise(ライズ)』を公開する。この曲は、デュースと言えば思い浮かぶニュージャックスウィングのサウンドで、AIボーカル復元技術を用いてキム・ソンジェの声を盛り込んだ。

ワイドカンパニーの関係者は「『Rise』は、デュースが3枚目以降にアルバムを出していたらどんな音楽を聴かせていただろうか、という想像から作った曲だ」とし、「『再び立ち上がる』というタイトルの通り、デュースの音楽的遺産を現在の感覚で蘇らせ、復帰を告げる作品になるだろう」と説明した。

デュース側は新曲のため音声AI専門企業とパートナーシップを結び、デュースの声と感性を現代的に復元する作業に力を注いだ。4作目のプロジェクトはイ・ヒョンドが総括プロデューサーを務める。

1993年にデビューしたデュースは、韓国ヒップホップを大衆化させた代表的存在とされる。『ナルル トラワ(私を振り返って)』『ヨルム アネソ(夏の中で)』などで人気を博したが、1995年の3枚目のオリジナルアルバム「フォース・デュース」を最後に解散した。2人の声が収められた最後のアルバムは、1997年のベスト盤「デュース・フォーエバー」である。

デュースは今回の「Rise」公開を皮切りに、来年上半期の発表を目標に4枚目を準備している。ワイドカンパニーとKTは27日、ソウル市鍾路(チョンノ)区の光化門(クァンファムン)KTスクエアと世宗(セジョン)文化会館トゥラクで、リスニングイベント「The Sound Stage with KT」を開催する。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com