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中国の「限日令」、「クレヨンしんちゃん」など上映中止

中国の「限日令」、「クレヨンしんちゃん」など上映中止

Posted November. 19, 2025 09:07,   

Updated November. 20, 2025 16:42


高市早苗首相による「台湾有事への関与」発言に対し中国が強く反発する中、日本の人気アニメ映画「クレヨンしんちゃん」劇場版の中国上映が無期限延期となった。2016年のTHAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)配備に対する報復として韓流制限措置「限韓令」を出した中国が、今回は日本の人気文化商品を標的とする「限日令」を発動したとの見方が出ている。

中国中央テレビ(CCTV)は18日、「『クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』や『はたらく細胞』など日本映画の上映を中止する」とし、「観客の感情を踏まえた慎重な判断だ」と説明した。CCTVは、14日に中国で公開された別の日本アニメ映画「鬼滅の刃」劇場版についても、「日本首相の誤った発言に中国の観客が強い不満を示し、興行成績が下降に転じた」と伝えた。

日本国内では、中国の日本旅行・留学自粛通達による影響が広がっている。中国人学生が冬休みに合わせて東京大学などを訪問する留学視察プログラム9件もすべて取り消された。日本経済新聞も、東京の帝国ホテルで予定されていた中国関連企業主催の宴会がキャンセルされる動きが確認されたと報じた。

こうした中、在中国日本大使館は17日、中国滞在中の日本人に向けて「安全に注意するように」との通達文をホームページに掲載した。中国が14日に「安全上の理由」で日本訪問の自粛を呼びかけてから3日後、事実上の対抗措置となった。

一方で、両国の外交当局者の対話も始まっている。時事通信などによると、外務省の金井正彰アジア大洋州局長が18日、中国北京市で劉勁松(リウ・ジンソン)中国外交部アジア局長と会談し、事態の収拾策を協議したとみられる。

高市氏が22~23日に南アフリカ共和国で開かれる主要20カ国(G20)首脳会議を機に、中国の李強首相と会談する可能性も取り沙汰されている。中国側は「会談の予定はない」と距離を置いているが、両者が立ち話形式で行う「略式会談」案が取り上げられているという。


黃仁贊 hic@donga.com