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UAE大統領官邸に響いた曺秀美の「アリラン」 ランドマークには太極旗のライトアップ

UAE大統領官邸に響いた曺秀美の「アリラン」 ランドマークには太極旗のライトアップ

Posted November. 19, 2025 09:06,   

Updated November. 19, 2025 09:06


アラブ首長国連邦(UAE)が、国賓として訪問した李在明(イ・ジェミョン)大統領のために戦闘機4機を出撃させて護衛し、主要な場所に太極旗を掲揚するなど、最高レベルのもてなしをした。UAEは中東国家の中で唯一、韓国と「特別戦略的パートナー関係」を結んでいる。

大統領室のキム・ナムジュン報道官は18日(現地時間)、書面ブリーフィングで「UAE側が最高水準の礼遇で李大統領夫妻を迎えた」と伝えた。UAEは国賓として訪れた李氏を礼遇するため、李氏が搭乗した空軍1号機がUAE領空に入ると、戦闘機4機を出撃させ、左右から護衛した。ムハンマド大統領が昨年5月に初めて国賓として訪韓した際にも、大韓民国空軍のF15K戦闘機4機がUAE大統領専用機を護衛飛行したことがある。

空港から市中心部に至る道路の両側には、10~20メートル間隔で太極旗とUAE国旗が20キロ以上にわたりはためいた。キム氏は「内務省庁舎前には、UAEがこれまで掲げた他国の国旗と比べても過去最大級の太極旗が掲揚された」とし、「主要道路に掲げた太極旗の数も過去最多だ」と説明した。夜になると、アブダビ国営石油会社(ADNOC)の本社ビルなど市内の主要ランドマークの外壁に太極旗をかたどった照明が灯された。UAEはまた、カルドゥーン・アル・ムバラク行政庁長官、マイサ・アル・シャムシ国務相を「名誉随行」人員に指定し、国賓訪問期間中、李氏の日程に同行させた。

李氏の訪問を記念してUAE大統領官邸「カスル・アル・ワタン」で開かれた公演には、李氏夫妻をはじめ、UAE主要要人や財界関係者、現地の文化芸術家、韓流ファンら約300人が出席した。公演はUAEの伝統舞踊「アル・アイアラ」で幕を開け、国立国楽院正楽団が「千年万歳」を演奏した。続いて伽倻琴(ソ・ジョンミン)とウード(OUD)の協演、韓国ポッペラグループ「ラポエム」の韓流ドラマOSTの舞台が続いた。世界的ソプラノの曺秀美(チョ・スミ)が「アリアリラン」などのKクラシック曲を披露した。UAEは中東の中でも韓流への好感度が高い国の一つで、最近放映された「暴君のシェフ」も現地で大きな人気を得たという。

韓国大統領室は「国楽・声楽・OSTを通じて、多彩な韓国文化を紹介する意義がある」とし、「成功した協業公演を通じて、両国の『特別戦略的パートナー関係』が、より深い友情と信頼へ発展することを期待する」と述べた。


ユン・ダビン記者 empty@donga.com