
東欧には戦車と自走砲、カナダには潜水艦、オーストラリアには艦艇、中東と東南アジアには戦闘機。
韓国の「K防衛産業」が世界的に注目を集めているのは、戦場で使用されるあらゆる兵器体系を、各国の求める仕様に合わせて輸出できる技術力が一役買っているためだ。世界のどの国を見渡しても、陸・海・空の兵器すべてを製造し、パッケージで納品できる国は韓国以外にないという。
「欲しい兵器はすべてそろっている」という強みを前面に出し、韓国の防衛産業企業は、兵器の耐用年数が限界に達して更新を迫られている国々を集中的に攻略している。4年以上続くロシア・ウクライナ戦争により兵器購入の需要が急増した東欧をはじめ、中国との海洋紛争が激しくなっている東南アジア地域、地政学的な緊張が高まっている中東などが代表的な市場だ。
最近、K防衛産業の新たな市場として浮上しているのは東南アジアだ。ベトナムは最近、韓国のハンファエアロスペースが製造するK9自走砲20門を政府間契約(G2G)方式で購入することで韓国政府と合意した。共産圏国家への初の兵器輸出であり、正確な金額は公開されていないが、約2億6千万ドル(約3500億ウォン)規模とされる。ベトナムの年間国防予算の5%に相当する額だ。国際戦略問題研究所(IISS)は「自走砲を含むベトナムの兵器の大半は旧ソ連製であり、ロシアへの依存度を下げるため、今後も継続的に兵器を購入する可能性がある」と分析した。
韓国航空宇宙産業(KAI)が製造するT50練習機とFA50戦闘機も「人気商品」だ。インドネシアは2011年から継続的に購入しており、タイ、マレーシア、フィリピンなどもそれぞれ50機以上を運用している。造船業界も東南アジアをはじめアジア太平洋各国で戦艦や潜水艦などの事業に次々と挑戦し、市場拡大を模索している。
李沅柱 takeoff@donga.com






