
ギャンブルにのめり込んだ青少年が、借金返済のために闇金を利用するなど、中毒の悪循環に苦しんでいる実態が明らかになった。
韓国青少年政策研究院のイム・ジヨン主任研究委員が最近発表した「青少年のサイバーギャンブル経験の実態」と題した報告書によると、昨年13~19歳の青少年のうち、サイバーギャンブルを実際に行った520人を対象に調査した結果、12.7%が「ギャンブルの借金を返すためにインターネットの違法ローンを利用したり、友人から高利の借金をした経験がある」と答えた。
また、ギャンブル借金返済のために違法ギャンブル(57.7%)や詐欺(36.2%)、窃盗(22.2%)、個人情報販売(14.3%)、暴力または脅迫(13.7%)など、さまざまな違法行為を経験したケースも少なくなかった。少数ではあるが、性的搾取や売春(5.7%)、有害業種でのアルバイト(5.3%)、麻薬配達(4.2%)、振り込め詐欺(2.8%)にまで関与した事例もあった。
このような統計は、ギャンブルの借金で苦しむ初期段階で制度的な支援を受けられない場合、青少年が一人で問題を抱え込み、ホームレス化や逃亡、脅迫・暴力、犯罪への関与など二次被害に陥るリスクが高いことを示している。イム氏は、「青少年が抱えきれないギャンブルの借金によって追加の犯罪に関与しないよう、『青少年ギャンブル債務解決のためのワンストップサービスシステム』の構築が急務だ」と指摘した。
青少年がサイバーギャンブルに初めて接触した経路は「周囲の友人」が62.2%と最も多く、違法バナーやソーシャルネットワークサービス(SNS)、スマートフォン広告メッセージなどのデジタル環境が37.6%を占めた。ギャンブルに初めてさらされた時期は中学生が56.4%、高校生が39.6%で、小学生も4%だった。
ギャンブルの種類別では、民間オンラインスポーツベッティングが44.9%で最も多く、オンラインカジノゲーム(41.2%)、オンライン宝くじ(34.5%)、オンラインでの課金ゲーム(30.8%)がそれに続いた。ギャンブルをやめられない理由としては、「サイトにアクセスしやすいから」(53.7%)が最も多く、「お金を勝ち取った時の快感」(44.4%)、「すぐに稼げるから」(38%)、「友人がギャンブルをしているから」(38%)の順だった。
イム氏は「有害環境のモニタリングと通報体制を強化し、違法ギャンブルへの処罰を厳格化するなど、制度的対応が必要だ」と述べ、「青少年がギャンブルの危険性を自ら認識できるよう、事前予防教育も並行して行うべきだ」と強調した。
李仁模 imlee@donga.com






