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世宗市設置の「ネイバーAIエンジン」、「高効率冷却で24時間稼働」

世宗市設置の「ネイバーAIエンジン」、「高効率冷却で24時間稼働」

Posted October. 29, 2025 08:28,   

Updated October. 29, 2025 08:28


「来年4月までに『閣世宗(カクセジョン)』で直接液体冷却(DLC=Direct Liquid Cooling)方式を検証し、2027年に増設される第2区のサーバールームにはDLCを適用する予定です」

27日、世宗市集賢洞(セジョンシ・チプヒョンドン)の都市先端産業団地にあるネイバーの大規模なデータセンター「閣世宗」の現場懇談会で、ノ・サンミン・ネイバークラウドデータセンター長はこう述べた。サッカー場41個分に相当する29万4000平方メートルの敷地に建てられた「閣世宗」は、電力と冷却効率を考慮し、人工知能(AI)のインフラが24時間安定して稼働できるよう構築された。2023年11月に第1区が稼働しており、2027年と2029年に第2と第3区が増設される。

数万台のグラフィック処理装置(GPU)が休むことなく稼働し、大規模なAI演算が行われるため、冷却効率は不可欠だ。特に第2区に適用されるDLC技術が注目されている。DLCは、チップに取り付けられた冷却板やサーバー間に設置されたパイプに冷水を流して、高性能GPUで発生する熱を冷却する方式だ。現在、国内の複数企業がDLCシステムを実証している段階で、商用化された事例はない。

DLC方式が注目されるのは、AI学習に使用されるGPUの性能が高度化し、発熱量が増大しているためだ。実際、エヌビディアの最新のGPUモデル「B300(ブラックウェル)」の最大消費電力は1000Wで、従来モデルのH200に比べて約40%高く、発熱量は約4倍に増えている。

DLC方式は、空冷式に比べて必要なスペースが少なく、エネルギー効率も高い。ネイバークラウドは現在、DLC方式のほか、電気を通さない特殊液体(冷却油)にサーバーを浸して冷却する液浸冷却方式など、さまざまな高効率冷却方式を検討している。

新たな冷却システムが定着するまで、「閣世宗」に適用された『ナム-3(NAMU-3・NAVER Air Membrane Unit)』空調システムを最大限活用する予定だ。ナム-3は自然風を活用し、従来の空調システムに比べてエネルギーを最大73%削減した。

ネイバークラウドは、これまでのGPU運用効率のノウハウを基に、独自のサーバー構築なしでもGPU資源を購読して利用できる「GPUaaS(GPU as a Service)」事業に注力する方針だ。イ・サンジュン・ネイバークラウド最高情報責任者(CIO)は「国内企業が手軽にAIを活用できるエコシステムを構築できる。今後、GPUaaS事業がネイバークラウド事業の約半分を占めることになるだろう」と述べた。


世宗市=チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com