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「僕の三つの願いは…みんなが100歳まで健康に、裕福に」 キム・ウビンが語る「魔法のランプにお願い」の舞台裏

「僕の三つの願いは…みんなが100歳まで健康に、裕福に」 キム・ウビンが語る「魔法のランプにお願い」の舞台裏

Posted October. 14, 2025 10:00,   

Updated October. 14, 2025 10:00


「僕の三つの願いはですね。まず一つ目は、僕を含めて知っているすべての人が百歳まで健康に生きること。二つ目は、僕を含めて知っているすべての人が100歳まで裕福に暮らせるように経済的な豊かさを持つこと。そして三つ目は…」。

13日、ソウル・鍾路区(チョンノグ)のカフェでインタビューに応じた俳優のキム・ウビン(36)は、三つ目の願いを語る前に少し間を置いた。Netflixシリーズ『魔法のランプにお願い』で千年ぶりに人間界へ戻ったランプの精霊ジニーを演じたウビンは、「三つ目は取っておきます」と笑顔を見せた。

今作は『ミスター・サンシャイン』『ザ・グローリー』などを手がけた脚本家キム・ウンスクさんのロマンチックコメディ復帰作として、公開前から大きな注目を集めていた。だが、前世と現世を行き来する展開などがやや散漫だという反応も少なくない。ウビンはこれについて「非常に多くの物語を盛り込んでいるので、それだけいろんな意見があるのも当たり前だと思う」とし、「どんな反応であれ、ドラマを見てくださり、真剣に向き合ってくださること自体に感謝している」と語った。

2011年にドラマでデビューした彼は、キム・ウンスクさんの2012年作『紳士の品格』、2013年作『相続者たち』などに出演し、トップスターへと成長した。『相続者たち』以来12年ぶりにキム・ウンスクさんと再会したウビンは、「キムさんのユーモアが好きだ」とし、「今回の作品は撮影していくのが惜しいほど良かった」と振り返った。

「撮影分量が多いと『これいつ撮り終わるんだろう』と思うこともあるけれど、この作品は一つ一つのシーンを大切に撮りたい気持ちになりました。作家さんも長い時間僕を見てきたので、キャラクターを想像するうえで助けになったのではと思います。僕としては、まるで自分専用に書かれた台本のように心地よく楽しく撮影できました」

今回は架空の存在である「ジニー」というキャラクターを演じただけに、俳優としての悩みも大きかったという。ウビンは「人間ではないので、外見、衣装、口調、リアクションすべてをこれまでと変える必要があると思いました」とし、「体格も大きくして、人間らしくない印象を与えようと努めました」と話した。

作品には、キム・ウンスクさんの過去作『ザ・グローリー』のムン・ドンウンや『相続者たち』のチェ・ヨンドをパロディにしたシーンも登場する。これについては「キム・ウンスクさんにしか書けない場面だと思いました」とし、「ムン・ドングンのシーンは途中で作家さんが削除されたのですが、僕が電話をして再び撮影できた」という舞台裏を明かした。

いつの間にか俳優歴14年目を迎えたウビンは「今では現場で監督さん以外はほとんど年下です」と笑った。

「もっと範を示さなければというプレッシャーもあって、末っ子だった頃のほうが気が楽だった気がします。でも、自分の仕事を一生懸命やるという点は変わっていません」


キム・テオン記者 beborn@donga.com