
「『That easy(ね、簡単でしょ)』という決まり文句で、韓国でも『ボブおじさん』として親しまれた米国の画家ボブ・ロスさん(1942~19)の作品30点が競売にかけられる。
米紙ニューヨーク・タイムズは9日(現地時間)、「ロスさんの遺族が英競売会社ボナムズを通じて、来月から作品を販売する計画だ」と報じた。
同紙などによると、ロスさんの作品は11月11日にロサンゼルスのボナムズでまず3点が出品され、残る27点は来年、ニューヨークやボストンなどで順次出品される予定。競売総額は85万~140万ドル(約12億~20億ウォン)に達すると見込まれている。収益金は全額、米国の公共放送局の支援に充てられる。トランプ政権下で予算が大幅に削減され財政難に陥った地方放送局を支援する趣旨だという。
今回の競売には、ロスさんが1983~94年に米公共放送PBSの番組「ボブの絵画教室(The Joy of Painting)」出演時に制作した作品も含まれる。ロスさんの原画をまとめて扱う大規模な競売は初めて。
同番組は韓国でもEBS(韓国教育放送公社)を通じて『ボブ・ロスさんの絵を描きましょう』として放送され、人気を集めた。ロスさんは番組中、軽やかな筆さばきで風景を描きながら、最後に決まって「ね、簡単でしょ」と語りかけた。
金民 kimmin@donga.com






