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(「毒キノコ」「菌」…毒舌の応酬、与野党の報道担当が互いに「すまない」

(「毒キノコ」「菌」…毒舌の応酬、与野党の報道担当が互いに「すまない」

Posted October. 11, 2025 08:49,   

Updated October. 11, 2025 08:49


李在明(イ・ジェミョン)大統領のバラエティ番組出演をめぐり、与野党が告訴・告発合戦を繰り広げる中、与党「共に民主党」と野党「国民の力」の首席報道担当が秋夕(チュソク、旧暦8月15日)連休期間中に互いを「毒キノコ」「菌」と呼んで非難し合ったことについて、異例にも謝罪を交わした。

「共に民主党」の朴洙賢(パク・スヒョン)首席報道担当は10日、フェイスブックに「国民の力の朴成訓(パク・ソンフン)首席報道担当を称賛する。昨日の午後、朴成訓議員から『論評で攻撃したことを申し訳なく思う』という内容のメッセージが届いた」と書き込み、受け取ったメッセージも公開した。メッセージには、「昨日、先輩に対して攻撃した件を寛大に理解してほしい」と記されていた。

朴洙賢氏は「党の首席報道担当は各党の立場を代弁し、ときには荒い言葉で相手を攻撃しなければならない宿命を背負っている」とし、「発端は私が『毒キノコ』と先に攻撃したことにあり、朴成勲首席報道担当がやむを得ず『菌』と応酬した。それが心に引っかかり、私に謝罪した」と説明した。そして「私が先に攻撃したのだから、謝るなら私が先にすべきだった。先輩としてふるまえず申し訳ない」と述べた。

8日の国会での記者懇談会で朴洙賢氏は、大統領のバラエティ出演を批判する「国民の力」を「毒キノコのように頭をもたげている」と非難した。すると朴成訓氏は論評で「民主党は相手を毒キノコと呼ぶ前に、自らの独善が大韓民国を蝕む菌になっていることを省みるべきだ」と反論した。

朴成訓氏は10日午後、記者団に対し、メッセージの公開に事前のやりとりがあったのかとの質問に「個人的に送ったものだ」と答えたうえで、「これとは別に、われわれの政治が極端な憎悪の言葉ではなく、互いを尊重し品格ある言葉で行われることを望むだけだ」と述べた。


イ・チェワン記者 chaewani@donga.com