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韓国、フィリピンに護衛艦2隻輸出へ 契約締結

韓国、フィリピンに護衛艦2隻輸出へ 契約締結

Posted December. 27, 2025 11:02,   

Updated December. 27, 2025 11:02


韓国防衛事業庁は26日、韓国とフィリピンが総額6億ドル規模の護衛艦2隻の輸出契約を同日締結したと明らかにした。今回の契約は、フィリピン海軍の現代化を進める護衛艦第2次事業の一環だ。

HD現代(ヒョンデ)重工業は、3200トン級の最新型護衛艦2隻を建造し、2029年までにフィリピン海軍に引き渡す。輸出額は5億7800万ドル(約8400億ウォン)規模だ。

防衛事業庁は、「政府の積極的なセールス外交と防衛産業企業の技術力や努力が結実した成果だ」と評価したうえで、「特に10月に慶州(キョンジュ)で開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)を機に行われた韓・フィリピン首脳会談での防衛産業協力を継続するとの約束が、事業の推進に弾みをつけた」と説明した。

フィリピンは16年にも、護衛艦第1次事業として、HD現代重工業が建造した護衛艦(ホセ・リサール級、2600トン)2隻の導入を決定した。2隻はそれぞれ20年と21年に引き渡され、フィリピンの海上作戦の中核として運用されている。フィリピンはこのほか、21年に哨戒艦2隻、22年に遠海警備艦6隻を含む計10隻の艦艇導入契約をHD現代重工業と結んだ。また、14年と今年の2回にわたり、軽攻撃機FA50を24機導入することを決定するなど、事実上、韓国兵器を軍の主力として運用している。

李鎔喆(イ・ヨンチョル)防衛事業庁長官は、「今回の護衛艦第2次事業契約は、フィリピン政府がK防衛産業に寄せてきた揺るぎない信頼の象徴だ」とし、「今後、誘導兵器や宇宙分野へも防衛産業協力を拡大していく計画だ」と述べた。


尹相虎 ysh1005@donga.com