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KAIST、てんかん新薬物質を7800億ウォンで伊に技術輸出

KAIST、てんかん新薬物質を7800億ウォンで伊に技術輸出

Posted October. 10, 2025 08:28,   

Updated October. 10, 2025 08:28


韓国科学技術院(KAIST)が7800億ウォン規模のグローバル技術輸出に成功した。KAISTは9日、医科学大学院のイ・ジョンホ教授が設立した教員創業企業ソバジェンが、難治性てんかん治療のための新薬候補物質をイタリアの製薬会社アンジェリーニ・ファーマに技術移転したと発表した。総契約規模は5億5千万ドル(約7800億ウォン)にのぼる。

技術移転された物質は、てんかんの原因とされる突然変異遺伝子「MTOR」を標的とするリボ核酸(RNA)治療候補物質だ。てんかんは脳の神経細胞が一時的に異常を起こし、発作や行動変化などの症状を示す疾患だ。今回の成果は、イ教授チームの基礎医科学研究が実際の治療候補物質の開発、さらにはグローバル技術移転へと結実した点で大きな意味を持つ。


チェ・ジウォン記者 jwchoi@donga.com