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「AI追い風」でコスピ3500突破

Posted October. 03, 2025 09:04,   

Updated October. 03, 2025 09:04


総合株価指数(コスピ)が、秋夕(チュソク=陰暦8月15日の節句)連休を前に2日、史上初めて3500台を突破し、新たな節目を刻んだ。三星(サムスン)やSK、オープンAIの人工知能(AI)半導体のいわゆる「3角同盟」株に外国人投資家の資金が集中し、三星電子とSKハイニックスはそれぞれ取引時間中に三星電子は9万ウォンをSKハイニックスは40万ウォンをタッチした。金産分離緩和のシグナルを受け、主要持株会社も一時的に上昇した。

同日、韓国取引所によると、コスピは前日比2.02%高の3525.48で取引を開始し、2.70%高の3549.21で取引を終えた。従来の最高値は、終値基準で先月23日の3486.19、取引時間中では先月24日の3497.95で、これらをすべて更新している。三星電子は前日比3.49%高の1株=8万9000ウォン、SKハイニックスは9.86%高の1株=39万5500ウォンで取引を終えた。

同日の上昇は外国人が主導した。外国人投資家は、1日で3兆1259億ウォンを純買い越した。一方、個人と機関投資家はそれぞれ3兆684億ウォンと674億ウォンを純売り越した。当初は長い秋夕連休を前にリスク回避で取引代金が減少し、様子見ムードが強まるとみられていたが、前日のオープンAIとの協力により、三星電子とSKハイニックスの半導体需要が急増するとの期待が、「コスピ3500」というマイルストーンを築いたとの分析が出ている。前日の李在明(イ・ジェミョン)大統領による金産分離規制緩和の発言を受け、SKグループの中間持株会社であるSKスクエアが15.8%急騰するなど、持株会社株が堅調な動きを示した。持株会社が大規模な資金を運用する可能性に期待が寄せられたのだ。

米政府機関の一部閉鎖が景気減速を招き、それが米国の基準金利引き下げのペースを速めるとの見方から、ニューヨーク株式市場が4営業日連続で上昇した点もコスピに影響を与えた。資本市場研究院のファン・セウン主任研究委員は「連休中に突発事態が発生する可能性があるため、保守的投資行動が一般的だが、市場は極めて異例の株価上昇を示した」と指摘。「株式市場の活性化政策や半導体市況改善への期待、米国の基準金利引き下げの可能性などが複合的に働いた結果だ」と説明した。

一方、李大統領は同日、龍山(ヨンサン)大統領室で開いた首席秘書官会議で「今日、コスピが史上初めて3500台を突破したという。こうした流れは、そう簡単には変わらないだろう」と述べ、「国民が希望を持って再出発を考えており、異常なことが正常に多く回復している。(コスピ上昇は)そうした力によるものだと思う」と語った。


イ・ホ記者 シン・ギュジン記者 number2@donga.com