Go to contents

世界選手権銀の禹相赫「再び走り出す」

Posted September. 18, 2025 08:16,   

Updated September. 18, 2025 08:16


「今日の結果には今日だけ満足し、明日からまた一生懸命走りたい」

「スマイルジャンパー」禹相赫(ウ・サンヒョク、29)は16日、東京国立競技場で行われた2025年世界陸上選手権で銀メダルを獲得した後、大韓陸上連盟を通じてこうしたコメントを伝えた。

男子走高跳決勝で禹相赫は2メートル34をクリアした後、2m36を成功させたニュージーランドのハミッシュ・カー(29)に続く2位となった。カーは昨年のパリ五輪銀メダリストだ

韓国陸上史上初となる世界選手権金メダルには惜しくも届かなかったが、禹相赫は韓国選手として初めて世界選手権で2つのメダルを手にした。2022年の米オレゴン州ユージン大会では2m35を跳び、銀メダルを獲得している。

禹相赫は「金メダルを取るために全力を尽くした。けががあった分、悔しいところもある」と語った。先月ふくらはぎを負傷した禹相赫は、ダイヤモンドリーグ・ファイナル出場を断念し、世界選手権に照準を合わせて回復に専念してきた。

李在明(イ・ジェミョン)大統領は同日、フェイスブックで「大韓民国陸上の新たな歴史を切り開いた禹相赫選手に熱い祝福を送る」とし、「幼少期に交通事故の後遺症で身体的制約を抱えながらも、不屈の意志で限界を乗り越えた。禹選手の挑戦は、わが国のみならず世界中の人々に大きな勇気と希望を与えた」と強調した。

禹相赫は左足(275ミリ)と右足(265ミリ)の長さが1センチ違うが、これは8歳の時の交通事故による後遺症だ。

今回の世界選手権の賞金などで禹相赫は総額1億ウォン近いボーナスを手にした。東京大会の個人種目準優勝賞金は3万5000ドル(約4800万ウォン)、さらに大韓陸上連盟から5000万ウォンの報奨金が支給される。

今年、禹相赫は世界選手権を含む国際大会に8度出場し、優勝7回、準優勝1回の成績を収めた。賞金が公開されている分だけを合計しても2億4000万ウォンを超える。3月に南京で行われた世界室内選手権では優勝し、賞金4万ドル(約5500万ウォン)と連盟からの報奨金5000万ウォンを獲得した。5月の亀尾(クミ)アジア選手権での優勝に伴う報奨金は1500万ウォン、さらに6月と7月の世界陸連ダイヤモンドリーグで2度優勝し、賞金計2万ドル(約2700万ウォン)を受け取った。


任寶美 bom@donga.com