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ロンドン市民を虜にした「三星AIホーム」、年間数十万人が訪れる「体験スポット」へ

ロンドン市民を虜にした「三星AIホーム」、年間数十万人が訪れる「体験スポット」へ

Posted September. 11, 2025 08:33,   

Updated September. 11, 2025 08:33


18世紀の産業革命当時、英国全土に石炭を運んでいたロンドンのキングス・クロス(KX)には、三星(サムスン)電子の欧州最大規模の体験型店舗がある。人工知能(AI)ホームの体験スペースとクッキングクラス、カフェなどを備え、年間数十万人が訪れる。

8日(現地時間)に訪れた、ロンドンにある三星電子のプレミアム体験店舗「三星キングス・クロス」には、現地のライフスタイルに合わせた3種類の体験空間に用意されていた。欧州最大の情報技術(IT)・家電見本市「IFA2025」に合わせ、年初にAIホーム体験プログラムを強化し、地元住民の満足度がさらに高まっている。

ユーザーの利便性を重視した「バービカン・アパートメント」の体験空間では、ユーザーがモバイル端末で家電機器を直接操作できる。「グッドモーニングルーチン」機能を作動すれば、カーテンが自動的に開かれ照明がついた。逆に「グッドイブニングルーチン」機能を選ぶと、家電の電源が自動で消え、ブラインドが閉まるなど、快適な就寝環境を経験できできる。

省エネを前面に打ち出した「ハックニー・アパートメント」では、欧州の消費者の省エネトレンドを反映した「AIエネルギーモード」を見ることができる。タブレットで電力使用量を追跡し、どれだけ削減できるかを確認できる。

キッチン展示スペースでは、来場客を対象に地元の著名シェフによるクッキングスクールが定期的に開かれ、隣接するカフェを訪問客の休憩場所として利用されている。

三星電子の関係者は「KXは欧州市場攻略の最前線であるだけに、最新のAIホーム技術を即座に適用し、顧客が体験できるようにしている」とし、「IFA2025で披露した製品も発売スケジュールに合わせて順次展示されるだろう」と話した。

KXとは、2019年にオープンしたプレミアム体験空間で、製品の展示や体験、購入まで可能だ。売場の面積は1858平方メートルと欧州の体験型売場では最大規模を誇る。特に、キングス・クロスが都市再生の代表的な成功事例として位置づけられ、AIホーム家電への需要も拡大しいる。


イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com