李在明(イ・ジェミョン)大統領は26日、米ワシントンで開かれた韓米首脳会談で、トランプ米大統領に「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記に会ってほしい」と要請し、トランプ氏は「今年彼に会いたい」と応じた。李氏は、初の韓米首脳会談で「世界で唯一の分断国家である韓半島に平和をもたらせる唯一の人物はトランプ大統領だ」と述べ、米朝会談の推進を提案した。これに対してトランプ氏は「それは非常に良いことだ。推進する」と答えた。
李氏は、新政権外交の最大の試金石だった韓米首脳会談の関門をひとまず無難に通過したようにみえる。実際、予測不能な緊張感の中で始まった会談が和やかに終わっただけでも大いに安堵することだった。トランプ氏は会談の3時間前に「韓国で粛清または革命のようなことが起きている」というメッセージを発したが、李氏の説明を聞いて「誤解だと確信した」として撤回した。そのようなハプニングの末、両首脳は互いに最高の支持を誓い、会談を終えた。
このような意気投合には、トランプ氏に対する李氏の称賛攻勢が功を奏した。李氏はホワイトハウス執務室の黄金色の改装から米株式市場の最高値更新まで、トランプ氏の心を動かす最高の賛辞を続けた。特にトランプ氏に「ピースメーカー」の役割を求め、「私は『ペースメーカー』として一生懸命支援する」と述べた。金大中(キム・デジュン)政権以来続いてきた「韓半島運転者論」を捨て、米国の助力者として自らの役割を引き下げたのだ。
そのような李氏に対し、トランプ氏は「あなたは偉大な指導者だ。実に賢明だ。米国の完全な支援を受けることになるだろう」と絶賛したと韓国大統領室は伝えた。このようにトランプ氏の関心事に集中したことで、在韓米軍の役割調整など韓米間の敏感な懸案は扱われなかった。共同声明のような合意文も出されなかった。韓国大統領室は「合意文が必要ないほど話がうまくいった」と言うが、実際には敏感な議論を避け、後続の実務協議に回したためだろう。
李氏は、シンクタンクの会合で「韓米同盟をより互恵的で未来志向的に現代化しようという点で意見が一致した」と述べた。さらに「安全保障は米国、経済は中国(安米経中)」という態度について、「過去のようにはできない状況になった」と述べた。こうした発言は韓米同盟を中国牽制に拡大することに同意するという意味ではないだろう。すでにこの問題について、李氏は「簡単には同意しがたい」と線を引いた。「同盟の現代化」をめぐる韓米間の調整が容易ではないことを予告している。
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