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石破首相、日本首相として13年ぶりに「反省」言及

石破首相、日本首相として13年ぶりに「反省」言及

Posted August. 16, 2025 08:43,   

Updated August. 16, 2025 08:43


石破茂首相(写真)は第2次世界大戦「終戦の日」の15日、「戦争の惨禍を決して繰り返さない」とし、「あの戦争の反省と教訓を、今改めて深く胸に刻まねばなりません」と述べた。日本の首相が終戦の日に「反省」に言及したのは13年ぶりだ。

石破氏は終戦80年を迎えた同日、東京日本武道館で開かれた「全国戦没者追悼式」で、「先の大戦から、80年が経ちました。今では戦争を知らない世代が大多数となりました」と述べた。そして「悲痛な戦争の記憶と不戦に対する決然たる誓いを世代を超えて継承し、恒久平和への行動を貫いてまいります」と付け加えた。

1993年に細川護熙首相が「哀悼の意」を初めて表明した後、94年の村山富市首相の「深い反省」など、しばらくの間、日本の首相たちは終戦の日に合わせて反省の意を示してきた。特に村山氏が「アジアを始めとする世界の多くの人々に、筆舌に尽くしがたい悲惨な犠牲をもたらした」と過去の植民地支配と侵略の事実に言及し反省して以降、日本の首相たちは追悼辞に反省の表現を盛り込んできた。

しかし2013年、安倍晋三首相が式辞で「反省」という言葉を使わず、「歴史の教訓を深く胸に刻み」といった表現をしてから状況が変わった。続いて政権を握った菅義偉、岸田文雄両首相も終戦の日の式辞に反省の表現を盛り込まなかった。

ただし、石破氏は今回の式辞で反省を再び言及したが、首相たちが反省とともに使ってきた「侵略」、「加害」などの表現は含めなかった。終戦50年の1995年から10年ごとに公開された首相の談話も発表されなかった。当初、石破氏は終戦80年談話の発表に強い関心を示していたとされる。しかし先月の参議院選挙で自民党が惨敗したため、ひとまず談話発表も見送る決定となった。

終戦の日を迎え、日本の現職・元閣僚らが第2次世界大戦のA級戦犯が合祀された靖国神社を参拝した。この中には自民党内で有力な首相候補とされる小泉進次郎農林水産相も含まれている。ただし、石破氏は参拝せず、玉串料を奉納した。

こうした中、日本政府は李在明(イ・ジェミョン)大統領の23、24日の日本訪問に関連し、「今回の訪日を通じて日韓関係が安定的に発展することを期待している」と述べた。日本政府の林芳正官房長官は同日午前の定例記者会見で、「日韓両国は、互いに国際社会のさまざまな課題にパートナーとして協力すべき重要な隣国であり、現下の戦略環境のもと、日韓関係や日米韓3ヵ国の協力の重要性は一層増している」と指摘した。そして、「両政府は首脳間の『シャトル外交』の活用を含め、緊密な意思疎通を行う」と付け加えた。


黃仁贊 hic@donga.com