
三星(サムスン)SDIのバッテリーを搭載した電気自動車(EV)が、1回の充電で世界最長走行記録を更新し、ギネス世界記録に認定された。三星SDIは7日、米国のEVメーカー、ルシード(Lucid)のEV「ルシード・エア・グランド・ツーリング」モデルが、1回の充電で計1205キロ(749マイル)を走行したと発表した。これは従来の記録(1045キロ)を160キロ上回るものだ。
この走行テストは、スイスのサンモリッツとドイツ・ミュンヘンを往復する高速道路などで行われた。
テストに使用されたバッテリーは、三星SDIの21700規格の円筒形バッテリーで、計6600本が搭載された。高ニッケル三元系(NCA)の正極材とシリコン素材の負極材を使用した高性能バッテリーで、大容量、長寿命、急速充電といった特長を持つ。
ルシード・エア・グランド・ツーリングは、三星SDIのバッテリーを搭載して発売された長距離走行に特化したモデルである。
イ・ドンフン記者 dhlee@donga.com






