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韓米首脳会談で「台湾問題」議論の可能性

Posted August. 05, 2025 09:00,   

Updated August. 05, 2025 09:05


トランプ米政権が「同盟の現代化」を主張する中、初の韓米首脳会談のテーブルに台湾問題に関連した韓国の役割などが上がる可能性があるとの観測が流れている。米国側は韓国が従来の対北朝鮮抑止中心の同盟から脱却し、中国の台湾侵攻の可能性とそれを含む対中国牽制の役割を担わなければならないと圧力をかけている。

韓国政府関係者は4日、台湾問題と関連して「(台湾問題の)状況について様々な協議を(米国側と)進めている」と述べた。先月、コルビー国防次官が日本とオーストラリアに「中国が台湾に侵攻し、米国と戦争に突入するシナリオに関する具体的な対応策を提示するよう求めた」という海外メディアの報道があった。

米国側の圧力に韓国政府も苦慮している。中国への軍事的牽制に参加するよう求める米国の要請は、「実用外交」を標榜する李在明(イ・ジェミョン)政権の韓中関係改善の動きに冷水を浴びせる可能性があるためだ。韓国政府関係者は「(米国側の要求水準が)韓国が台湾問題にメッセージを出せる水準ではないだろう」と述べた。

これは在韓米軍再編問題とも連動する可能性が高い。これまでの米国の要求が在韓米軍の戦略的柔軟性の強化に伴う態勢変化を予告する水準だったとすれば、首脳会談に向けた協議が継続される中で在韓米軍の韓半島外の脅威対応問題が議論のテーブルに上がるものとみられる。


パク・フンサン記者 シン・ギュジン記者 tigermask@donga.com