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蔚山盤亀台岩刻画、豪雨で2年ぶりに水没

Posted July. 21, 2025 09:22,   

Updated July. 21, 2025 09:22


蔚山蔚州郡彦陽邑大谷里(ウルサン・ウルジュグン・オニヤンウプ・テゴクリ)の「盤亀台岩刻画」が、12日にユネスコ世界遺産に登録されてから1週間後、集中豪雨で増水した川により水没した。

韓国水資源公社によると、蔚州郡泗淵(サヨン)ダムの水位は19日午前5時に53メートルを超え、午後1時ごろには57メートルに達した。20日には59メートルに迫った。縦横8×4.5メートルの大きさである盤亀台岩刻画は、泗淵ダムの水位が53メートルを超えると浸水が始まり、57メートル以上になるとほぼ水没する。

盤亀台岩刻画が浸水したのは2023年8月以来約2年ぶりだが、14年からの10年間で平均して年間38日は水に沈んでいる。これに対し、ダムの水位を調整するために3つの水門を設置する予定だが、完工予定時期は29年末とされている。

国家遺産庁によると、今回の豪雨や土砂崩れなどで20日午前までに全国で国家遺産8件が被害を受けた。

慶尚南道山清郡(キョンサンナムド・サンチョングン)にある国家遺産の宝物「山清栗谷寺大雄殿」は、建物の一部が損傷した。


サ・ジウォン記者 4g1@donga.com