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尹前大統領の妻の「執事」がベトナムから第3国へ逃亡か、特検が指名手配

尹前大統領の妻の「執事」がベトナムから第3国へ逃亡か、特検が指名手配

Posted July. 18, 2025 08:47,   

Updated July. 18, 2025 08:47


尹錫悦(ユン・ソクヨル)前大統領の妻の金建希(キム・ゴンヒ)氏に関連した各種疑惑を捜査している「金建希特検」(閔中基特別検察官)は、金氏の「執事」とされるキム・イェソン氏(48)の身柄確保のため、国際刑事警察機構(インターポール)を通じ、国際指名手配の手続きに入った。特検はキム氏がベトナムから周辺の第3国へ逃亡した可能性があると見ている。

金建希特検は17日午後、定例会見で「キム氏に対する逮捕状を発付し、即時指名手配した」とし、「外交部を通じたパスポートの無効化、警察庁によるインターポールを通じた国際指名手配の手続きに着手した」と述べた。特検チームは、ベトナムから第3国へ逃亡したとの疑いが浮上したキム氏と、ソウル江南(カンナム)の某所に潜伏中とみられるキム氏の妻に対し、出頭を促した。

特検チームはインターポールと協力して、キム氏が逃亡中の国をまず特定し、現地の警察の協力を得て韓国の航空機で送還したのち、逮捕状を執行する方針だ。特検チームのインターポール協力要請は同日午後、警察庁国際協力課に受理された。パスポートの無効化手続きと国際指名手配には少なくとも2~3週間ほどかかるとされ、特検はキム氏の身柄確保に捜査力を集中している。

特検は、2023年頃、リスクを抱えていた企業が金氏の側近であるキム氏に関連する会社に「保険的投資」をしたという疑惑と関連して、同日午前、尹暢皓(ユン・チャンホ)前韓国証券金融社長と金翊来(キム・イクレ)前ダウキウムグループ会長を参考人として呼び出した。韓国証券金融とキウム証券は、過去にキム氏が役員として在職し、株も保有していたIMSモビリティにそれぞれ50億ウォン、10億ウォンを投資した。カカオモビリティも、故意の粉飾決算疑惑事件で捜査を受けていた状況で、IMSモビリティに30億ウォンを投資した。特検は投資の経緯を尋ねるため、カカオ創業者の金範洙(キム・ボムス)氏側と出頭日程を調整中だ。

一方、三扶(サムブ)土建の株価操作疑惑に関与したイ・ギフン副会長兼ウェルバイオテック会長は、同日午後2時10分に予定されていた勾留状の実質審査に出頭しなかった。特検チームは「李氏が逃亡したと判断した」とし、身柄確保に乗り出した。


ソン・ジュンヨン記者 hand@donga.com